
【動画】止まったら、即死亡! 手に汗握る『脱走』予告編
本作は、軍事境界線を警備する北朝鮮の部隊にスポットを当てた脱北ムービー。まもなく兵役を終える軍曹ギュナム(イ・ジェフン)は、自由を求め韓国への脱走を計画していた。ついに脱北を決行しようとするが、部下の下級兵士ドンヒョク(ホン・サビン)に先を越されてしまい、失敗してしまう。さらにギュナムの幼なじみで、保衛部少佐のヒョンサン(ク・ギョファン)は、脱走兵であるドンヒョクを捕まえた英雄としてギュナムを祭り上げ、前線からピョンヤンへと異動させようとする。迫る脱走のタイムリミットは、たったの2日間。ギュナムは、ヒョンサンの目を盗んで再び軍事境界線を目指して決死の脱出を試みるが、予期せぬ困難が立ちはだかる…。
命がけの脱北を試みる主人公の軍人ギュナム役を、ドラマ『シグナル』『復讐代行人〜模範タクシー〜』のイ・ジェフンが熱演する。主人公を容赦なく追撃する軍少佐ヒョンサン役を、『D.P. -脱走兵追跡官-』のク・ギョファンが演じており、エリート軍人の葛藤を繊細に表現。さらに、映画『このろくでもない世界で』のホン・サビンや、ドラマ『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』のソン・ガンが、ヒョンサンの人生に決定的な影響を与えるキーパーソン役として出演を果たしている。
メガホンを取るのは、2020年に韓国で大ヒットを記録したコメディドラマ『サムジンカンパニ―1995』のイ・ジョンピル。映画冒頭から最後まで止まらない緊迫感に、本国の観客から称賛を受けた。また星野源、SIRUPといったアーティストとコラボを果たすZion.Tの楽曲『ヤンファ大橋』が、挿入歌として色を加えている。
予告編は、赤色灯が照らされる夜の部屋で、主人公の軍人ギュナム(イ・ジェフン)が目を覚ますシーンからスタート。「命がけの脱北計画」というナレーションとともに、脱走を図るギュナムを映し出していき、“脱北がバレたら即極刑”という息が詰まる状況を、ハラハラするBGMであおっていく。脱走兵を追うのは、ギュナムの幼なじみで、保衛部少佐のヒョンサン(ク・ギョファン)。彼が星空を見ながら「生きては帰さない」と吐き捨てる姿は、観る者を戦慄させる。
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場面写真は、ギュナムに向けてヒョンサンが拳銃を突きつける危機一髪シーンのほか、脱走兵を追う中余裕の表情で髪の毛をくしでとかすヒョンサンの強烈な個性が漂う姿も。また血だらけになりながらも頼りになる表情を見せるギュナムと、不安そうな面持ちのドンヒョクという“脱北2トップ”や、ソン・ガン演じる謎の人物も捉えており、各キャラクターの性格を垣間見る事が出来る写真となっている。
映画『脱走』は、6月20日より全国公開。