寺尾聰、映画の劇中で初歌唱 息子役・松坂桃李は「贅沢な時間」

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2025年04月23日 20:22  ORICON NEWS

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映画の劇中で初歌唱した寺尾聰 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の寺尾聰が23日、都内で行われた映画『父と僕の終わらない歌』(5月23日 全国公開)完成披露試写会前舞台あいさつに登壇し、16年ぶりの主演作にして映画の劇中で初披露した歌唱について語った。

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 本作は2016年、イギリスから投稿された1本の動画からはじまる奇跡の実話をもとに、日本を舞台に横須賀に生きる父と息子に置き換えた。それぞれの愛と葛藤と、家族や友人たちに支えられながら、アルツハイマーの父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を再び叶えようとするまでの感動の物語を描く。

 この日は、作品の舞台である神奈川県・横須賀市の爽やかな海岸をイメージしたステージ装飾を背景にトークを展開。寺尾は映画の劇中で初めて歌唱を披露したことについて「別にどうってことはなくて」とぽつり。その真意については「アルツハイマーという病気になってからと元ジャズシンガーという両方の要素のある男っていう風に考えたときには、特別に意識過剰になる必要もない」と説明した。

 また「たまたま僕もずっと音楽をやり続けてきたっていうことがあったんで、それが非常に有効に使えたなと思う程度で、うまく演じられたらよかったなというふうに思うし、それを息子がこう…これ以上しゃべると観るのつまんなくなっちゃうんで、ぜひ楽しんでいただければ」と危うくネタバレとなるほどの饒舌ぶりだった。

 さらに、寺尾が「デュエットしててとても楽しかった」と笑顔で明かした相手である息子役の松坂は、「贅沢な時間でしたね。車の中で2人っきりで歌唱するシーンとかもあったりするんですけど、特等席でしたね」と声を弾ませた。

 寺尾がそんな松坂について「全曲覚えてきてたからね」と明かすと「そりゃもちろんもちろん!覚えていきますよ!」と全力で返す松坂。それに対し寺尾は「僕はカンニングペーパーを持って言っていたんですけどね」とつぶやき笑いを誘っていた。

 イベントにはほかに、松坂慶子、佐藤栞里、副島淳、三宅裕司、石倉三郎、齋藤飛鳥が登壇した。

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