アーセナル、“2度のリード”生かせずC・パレスとドロー…先発の鎌田大地はCK奪取&プレスで2得点の起点に

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2025年04月24日 06:05  サッカーキング

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アーセナルとクリスタル・パレスの一戦は2−2 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第34節が23日に行われ、アーセナルとクリスタル・パレスが対戦した。

 ここまで33試合を消化したリーグ戦で18勝12分3敗を記録し、勝ち点「66」の2位につけるアーセナル。今季のプレミアリーグはリヴァプールが圧倒的な実力を見せつけ首位を独走しており、今回の一戦でアーセナルが敗れると5季ぶりのリーグ制覇が決定する。そんな状況でアーセナルが本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎え撃つのは、現在3試合未勝利が続く12位クリスタル・パレス。同クラブに所属する日本代表MF鎌田大地は、2ボランチの一角として先発出場を飾った。

 試合は開始早々の3分にアーセナルがスコアを動かす。ガブリエウ・マルティネッリが敵陣左サイドで倒され、ホームチームがフリーキックを獲得。キッカーを務めたマルティン・ウーデゴーアがゴール前にクロスを入れると、ニアに送った鋭いボールにヤクブ・キヴィオルが反応する。強烈なヘディングでネットを揺らし、アーセナルが得意なセットプレーで先制点を挙げた。

 対するクリスタル・パレスも、27分に同じくセットプレーから同点弾を挙げる。ポケットに走り込んだ鎌田のクロスが右サイドでのコーナーキックを生み出し、アダム・ウォートンがキッカーを担当。意表を突く形でボックス手前方向にクロスを送ると、
待ち受けるエベレチ・エゼがダイレクトで右足を振る。アクロバティックに合わせたボレーシュートはバウンドしながらゴール前の混戦を抜け、ポストに当たりながらネットを揺らした。

 そんななか、42分に再びアーセナルが先行する。キヴィオルが中盤で相手のロングボールをカットし、テンポ良くパスを繋いで攻撃を開始。トーマス・パルティが右サイドのユリエン・ティンバーに展開すると、ドリブルでマーカーを剥がしながらペナルティエリア手前のレアンドロ・トロサールへと斜めに差し込む。トラップから巧みなタッチで相手選手2枚を翻弄し、左足に持ち替えてシュート。グラウンダーのシュートがゴールに吸い込まれ、アーセナルが再度リードを奪った。

 攻守で存在感を放つ鎌田は、コーナーキックのキッカーとしてもチャンスを演出。すると82分、アーセナルが最終ラインでポゼッションを行うと、鎌田がボランチの位置から飛び出して鋭いプレスを仕掛ける。これがウィリアン・サリバのパスミスを誘発し、ボールを回収したジャン・フィリップ・マテタがループを狙う。柔らかく放ったシュートはGKの頭上を通過し、鎌田を起点にクリスタル・パレスがまたも同点に追いついた。

 結局、そのまま試合は2−2で終了し、互いに1ポイントずつを分け合う結果に。なお、鎌田はフル出場を果たした。次節、アーセナルはチャンピオンズリーグ準決勝を挟み、来月3日にホームでボーンマスと対戦。クリスタル・パレスはFAカップ準決勝を挟み、来月5日にホームでノッティンガム・フォレストと対戦する。


【スコア】
アーセナル 2−2 クリスタル・パレス

【得点者】
1−0 3分 ヤクブ・キヴィオル(アーセナル)
1−1 27分 エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)
2−1 42分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)
2−2 82分 ジャン・フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス)

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