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「従来の園遊会では両陛下を先頭に皇族方が一列になって歩かれていましたが、今回は両陛下、秋篠宮ご夫妻ら、愛子さまと佳子さまらの3つのグループに分かれて進まれる形式がとられました。こうした大幅な変更は62年ぶりで、日差しが強い場所で待機する招待客の負担を軽減し、より交流を深めてもらう目的がありました」(皇室担当記者)
やわらかな日差しが降り注ぐなか開催された春の園遊会。4月22日に東京・港区の赤坂御苑で催され、雅子さまをはじめとする女性皇族方はそろって和装姿でお出ましになった。
今回は漫画家のちばてつや氏やプロゴルファーの青木功氏、バレエダンサーの森下洋子氏など、各界の功労者ら約1400人が出席。天皇皇后両陛下と皇族方は3つのルートに分かれて歩かれ、招待客となごやかに交流された。
「お食事はお召し上がりになりましたか?」
新緑に溶け込むようなうぐいす色の着物をお召しになり、柔らかい笑顔で招待客にこう語りかけられたのは佳子さま。
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新しい懇談スタイルの園遊会では、愛子さまを先頭に佳子さま、彬子さま、承子さまの順で招待客が待つルートを進まれた。愛子さまと佳子さまは注目度が高いだけあり、お二方がいらっしゃるルートは賑わいを見せていたという。
「懇談が始まってからも招待客が押し寄せ、待機場所の『松山テント』には列ができるほどでした。そうした人々を気遣われてか、お二方とも一人ひとりの目を見て、じっくりと話に耳を傾けられていました。この日は風も強く、お二方がお召しになっていた振り袖のたもとが風にあおられ、職員が直す場面もありました。ですがお二方とも気にされず、熱心に懇談を続けられていました」(前出・皇室担当記者)
佳子さまといえば、愛子さまとペアで臨まれた昨年11月の宮中茶会や2月の鴨場での外交団接待でも堂々としたご接遇ぶりが話題に。今回の園遊会でも、“おもてなしの精神”がひときわ輝いていたようだ。
「招待客の中には車椅子で出席していた女性がいたのですが、佳子さまは女性と同じ目線の高さまで深く腰を屈めてコミュニケーションをとられていたのです。女性の話に何度もうなずいて相槌を打ち、ジェスチャーを交えて会話を弾ませていらっしゃいました。常日頃から相手を思いやる行動を心がけていらっしゃることが、よく伝わってくる場面でした」(前出・皇室担当記者)
佳子さまの細やかな心遣いに気づいた人もいたようで、Xでは《佳子さま、車椅子や小柄な方にはずっと腰を屈めてお話されてたなぁ》と感激する声もあった。次世代を担う皇族として邁進されるなか、ますます存在感を高められているようだ。
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