「おかげさまで、平成になってから1号店・2号店合わせて78人の億万長者が誕生。これも3羽の億招き『福来郎』のおかげです」
と話すのは、東京都「池袋西口地下街東武ホープセンター2号店」の米倉靖世店長。台座含め1.6mのジャンボ福来郎は、池袋の地名にちなんで2001年に2号店店頭にお目見え。2020年ハロウィン1等5億円など22人に億を招いている。同じ地下街で100mほど離れた場所にある1号店では、ジャンボ期間中だけ太鼓にのったタワシ製の夫婦福来郎が登場し、2023年バレンタイン3億円をはじめ億招きに一役買っている。
「こちらは地下街ができたときからの売り場で、これまで56人の億万長者が誕生。みなさん、ゲン担ぎに購入したジャンボで夫婦福来郎の頭をなでていかれます」(1号店・笹崎美幸店長)
いよいよ5月8日から1等・前後賞合わせて5億円のドリームジャンボが発売になる。今回、本誌が注目したのはドリームにちなんで、“夢に見ると宝くじが当たると言われる鳥”フクロウを店頭に飾って億招きしている全国の売り場だ。
2024年サマーで1等7億円が出た岩手県「宝くじ神社CC(チャンスセンター)大通本店」でも、タワシ製のフクロウが店頭で億招きをしている。
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「売り場のある盛岡市は厄除けにタワシで体をこする風習があることから、そのゲン担ぎと合わせて、このフクロウを飾っています」(販売担当・茅野充子さん)
昨年のサマー1等で前賞の1億円を当てた男性は、当せんを知らずにくじを売り場に持参。当せん確認して億とわかると、放心状態になってしまったとか。
同じく2024年ハロウィンで1等の前賞1億円など、これまでに7人の億万長者が出ている岩手県「CCシーナシーナ花巻店」には九谷焼のフクロウが店頭にある。
「じつは花巻市の市の鳥がフクロウでなじみが深いんです。きっと1億円の当せん者も、このフクロウでゲン担ぎされたと思いますよ」 (販売担当・江畑由規夫さん)
山梨県「オギノ峡西ショッピングセンター」では40年前に創業して以来、看板にフクロウの絵が描かれ、億招きしている。
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「創業当初、隣の食堂が『ざいもくや』といい『林業ではフクロウが幸運の鳥だから』と、この絵を看板に描くように勧められたんです。そうしたら開業してすぐに年末ジャンボで1億円が出て。それ以来、売り場のシンボルになっています」(店主・林加代子さん)
■フクロウ神社の本殿手前に巨大な金のフクロウが
2018年年末1等10億円が出た福岡県「CCイオンモール福津」には地元・宮地嶽(みやじだけ)神社にあやかったフクロウの写真が飾られている。
「宮地嶽神社には、宮地嶽の山中で道に迷った人がフクロウの鳴き声に導かれ、金の玉を授かったという言い伝えがあり、フクロウは神様の使いとされています。実際に神社の御朱印所の前には、生きた2羽のフクロウがいるんです。売り場には宮地嶽神社に参拝した後、購入にくる人が多くいますので『ここにも幸運のフクロウがいる』と喜ばれています」(市川寛店長)
宮地嶽神社と並んで“フクロウ神社”として有名なのが、茨城県と栃木県の県境にある鷲子山上(とりのこさんしょう)神社だ。茨城県側で、この神社に当せん祈願し2010年年末1等3億円が出たのが「常陸大宮ピサーロCC」。
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今回、本誌は同売り場のドリーム当せん祈願に同行した。売り場から山道を車に乗って40分ほどで鷲子山上神社に到着。本殿手前にある巨大な金のフクロウ(写真左)の前でドリーム1等を祈願した岩月寛和店長は、
「一昨年も富山県からこの神社に当せん祈願にきた参拝客が、ロト6で3億9千万円を当てたとか。私どもも必ずや5億円出しますよ」
一方、栃木県側で、この神社に当せん祈願しロト6で1等2億8千万円が出たのが「大田原カインズCC」。店頭には、鷲子山上神社で拝受したフクロウが置かれている。
「販売員は毎朝、このフクロウに触ってパワーをいただき、販売しています」(小林啓二店長)
5月はフクロウの繁殖期。ぜひフクロウパワーにあやかって、目指せ、ドリーム5億円!
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