
前回からの続き。私はマリカ。夫のケイゴと結婚して2年経ちます。先日私たちはお寿司屋さんを営む義実家へ、初めて夫婦そろって2泊3日で帰省しました。しかし到着するなり私は義母に命じられて皿洗いに追われ、集まった親族に挨拶すらさせてもらえません。しかもケイゴはその状況になんの疑問も持たなかったよう。親戚に私のことを働き者の嫁だと褒められ、後継ぎだと持ち上げられて浮かれていたのです。私は「それなら離婚した方がマシ」と告げました。



「嫁とは昔からそういうもの」と思っていたケイゴには、わかりやすく仕事に例えて説明しました。さすがに自分に置きかえて考えてみると、私が置かれていた状況の理不尽さが理解できたようです。ケイゴは謝罪の言葉を口にしはじめました。



ケイゴは返す言葉がないようで、しょんぼりしてしまいました。ただ私はなにも義実家との付き合いを絶ってしまいたいわけではありません。お義兄さん一家のような事態にならないためにはケイゴに上手く立ち回ってもらう必要があります。


またあんな扱いを受けると思ったら、私だって二度と義実家には行きたくありません。けれどケイゴは両親を大切に思っているし、これから子どもが生まれたらきっと孫を見せに実家に帰りたいだろうなと思います。だからケイゴには次が最後のチャンスだよと念を押しました。
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【第5話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子