『デンマーク・ナショナルデー』に出席したデンマーク国王・フレデリック10世 (C)ORICON NewS inc. 国王即位後、初めて日本を訪れたデンマークのフレデリック10世が24日、大阪・関西万博で開かれたデンマーク・ナショナルデー「オープニングセレモニー」に出席した。
【写真】大人気!北欧パビリオンの外観 デンマークと日本の国旗掲揚セレモニーの後、あいさつに立ったフレデリック10世は「私は、20年前、日本で開催された前回の万博を訪れる機会がございました」と回想。「万博は相互理解と文化交流を促す場であり、グローバル協力のために今なお極めて重要」と万博の意義を語った。
また「デンマーク、日本の関係を振り返りますと、相互の尊敬と価値観に支えられた長年のパートナーシップが築かれています。両国の外交関係は158年前にさかのぼります」と日本との関係に言及。「私たちは、自国の経験を共有できることを誇りに思い、常に国外からの新たなインスピレーションを求めています。例えば、数十年前に結成されたデンマークの食文化には、日本の美意識、簡素さ、自然素材への敬意が深く影響を与えています」と日本からの影響を紹介した。
オープニングセレモニーでは、ジャズギタリストのヤコブ・ブロ、音楽家のニコライ・バスク、パーカッション奏者の高田みどりのジャズトリオによる特別コラボレーション演奏のほか、デンマークと日本のルーツを持つシンガーソングライターのミイナ・オカベによるパフォーマンスが行われた。