米知事に日米交渉後押し要請＝石破首相「企業の投資減退」

　石破茂首相は２４日、米国のゴードン・ワイオミング州知事（共和党）、グリシャム・ニューメキシコ州知事（民主党）と首相官邸で会談した。首相はトランプ政権の関税措置を巡る日米交渉を後押ししてほしいと要請。両知事は「経済関係強化に向け緊密に連携していきたい」と応じた。

　首相は会談で「日本はこれまで米国に投資し、雇用を創出してきた。関税で日本企業の投資余力が減退してしまうことを懸念している」と説明した。会談後、グリシャム知事は記者団に「全ての州知事が関税問題に強い懸念を持っている」と語った。面会は知事側が希望したという。