
【写真】ルーク、ハン・ソロ、レイア姫…当時&時が経った姿を見比べ
■ルーク・スカイウォーカー/マーク・ハミル
自身の出自や運命について、まだ何も知らないルーク・スカイウォーカーを演じたのは、当時24歳だったマーク・ハミル。本作に始まるオリジナル三部作で大ブレイクした彼は、イメージが固定することを避けるため、キャリアを舞台に移しブロードウェイで活躍。90年頃から映画やテレビドラマの世界に戻り、『キングスマン』シリーズなどに出演、『フォースの覚醒』(2015)から始まる続三部作にルーク役でカムバックを果たした。
低音ボイスを活かして声優としても名を馳(は)せ、アニメーション版『バットマン』作品群のジョーカーの声で知られるほか、スタジオジブリ作品の吹き替えとしても常連。『天空の城ラピュタ』ではヴィランのムスカ、『風の谷のナウシカ』ではペジテ市長、『君たちはどう生きるか』では大叔父の声を担当している。
画面の外では、ゼレンスキー大統領が立ち上げたクラウドファンディングサイト「United24」の大使を務めるなどウクライナを支援しており、資金調達に加えて空襲警報アプリケーションに声を提供するなど、幅広く積極的に活動している。また今年は、1月に発生したロサンゼルスの山火事で自宅に火が迫り、「ギリギリ」で退避したことをインスタグラムにて報告。「1993年以来最悪の火災だ」とつづり、ファンに安全を呼び掛けていた。
■レイア・オーガナ/キャリー・フィッシャー
惑星オルデランの議員ベイル・オーガナの養女で、レジスタンス軍の支柱的存在レイア・オーガナを演じたのは、当時19歳のキャリー・フィッシャーさん。女優デビー・レイノルズと歌手のエディ・フィッシャーの娘として知られ、オリジナル三部作でレイアを演じた後は舞台や執筆業に進出。処女作『崖っぷちからのはがき』では、自身の薬物依存と母との時に複雑な関係を風刺的に描き、ベストセラーに。1990年にメリル・ストリープ主演で『ハリウッドにくちづけ』として映画化され、キャリーさんは英国アカデミー脚色賞候補となった。
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彼女も続三部作にカムバックを果たすものの、惜しくも2016年に60歳で逝去。薬物依存に加え、双極性障害を抱えていることも公表しており、そうした生活が身体を蝕んだとみられる。亡くなってから1年後に公開された『最後のジェダイ』には、「我らがプリンセス、キャリー・フィッシャーを偲んで」と追悼文が添えられ、続く『スカイウォーカーの夜明け』では、CGで彼女の姿が再現された。
没後、ハリウッドの殿堂入りを果たしていないことを嘆いたファンが、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星を自作する事態に発展。2023年に正式に星が贈られ、娘のビリー・ロードやマーク、3POやR2D2も祝福に駆け付けた。また亡くなる直前に発売した回顧録『The Princess Diarist(原題)』では、本作撮影中に当時すでに妻帯者だったハリソンと不倫していたことを述懐し、大きな話題に。