『Oggi』6月号に登場する見上愛 俳優の見上愛が、28日発売のファッション誌『Oggi』6月号(小学館)の連載「この人に今、これが聞きたい!」に登場する。
【写真】オーラ全開!大人っぽクールな見上愛 「大人になるにつれ、何かするにもメリットがあるか、効率がいいかを考えてしまうもの。でも損得じゃないところ、『人のため、楽しい仕事のため』で動ける人になれたら。それが私が憧れる“大人”です」と語る見上は、昨年放送の大河ドラマ『光る君へ』を筆頭に、2024年から25年にかけて計9本のドラマに出演。26年放送予定のNHK連続テレビ小説『風、薫る』ではヒロインを務める。
見上は、中学2年生で観劇にはまり、高校では演劇部に所属し、寺山修司に傾倒。大学では演出家の勉強をしていたが、養成所でのスカウトをきっかけに19年に芸能界デビュー。同年にはドラマ『ボイス110緊急指令室』に出演するなど、すぐさま俳優として頭角を現した。
軽快な大学生やクールなお仕事女子など、多彩な役どころを演じてきた見上。「いろんな顔を見せる。これこそが、私の仕事だと思っています。そして、どのキャラクターにもいろんな面があって、ひとことで言い表せることはなくて。それもそのはず、人間はもともと多面的なものですから。芝居の経験が積み重なるにつれて、ますますそう感じています」と語る。それを表現するために、じっくりと脚本と向き合って準備を怠らないそう。「このまま俳優としての勉強を続けて、いつかここぞというときに、演出に挑戦しようと思います」と、秘めたる胸中を明かした。
小さいころから、自分を評価するのは自分だけでいいと思ってきたという。「それを自己肯定感が高いと言うのかもしれないけど、自分の価値を他人の評価に委ねてしまうと、キツくなってしまうんじゃないか。もちろん、お仕事に対していい反響をいただくことは、うれしいです。でも、自分を客観的に見て、直すべきところは甘やかさず素直に向き合う。逆に、よいところは謙そんせずにほめる。今できているかはわかりませんが、そうありたいと思います」と、どこまでも芯が強く理知的な考えを紹介する。
普段はナチュラルで柔らかい雰囲気の見上が、誌面では同誌らしいクールで大人なルックを披露。5月16日公開予定の映画『かくかくしかじか』の見どころや役柄への想い、等身大のエピソードも語る。