2025年第3戦スパでWECデビューを飾る中山雄一 4月25日、WEC世界耐久選手権LMGT3クラスに参戦するアコーディスASPチームは、5月10に決勝レースが行われる第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて中山雄一を起用すると発表した。中山は78号車レクサスRC F GT3をドライブし、WECへのデビューを飾る。
■第2戦ではクラス表彰台を獲得しているマシン
中山はアーノルド・ロバン、フィン・ゲルシッツとともに、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで、アコーディスASPの78号車をドライブする。
このシートはもともとベン・バーニコートのものであったが、バーニコートは3月にマウンテンバイクの事故により負傷、4月20日に行われた第2戦イモラではエステバン・マッソンが代役を務めていた。このイモラ戦では、クラス3位を獲得している。
バーニコートはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にもレクサスで参戦しているため、もともとWECスパ戦については欠場する予定となっていた。
33歳の中山は昨年までスーパーGT・GT500クラスに参戦していたが、2025年からは活躍の場を日本国外へと移し、先日はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップの開幕戦にノルディック・レーシングのメルセデスAMG GT3 Evoで参戦し、欧州のGT3レース界にデビューを果たしていた。彼はかつて、スーパーフォーミュラを戦い、またニュルブルクリンク24時間レースは2度のクラス優勝も果たしている。
2017年と2018年の2シーズン、レクサスRC F GT3でスーパーGT・GT300クラスに参戦した中山は、4勝を挙げるなど、輝かしい実績を残した。
参戦決定にあたり中山は自身のSNSにて、「自分のしっかりと表現して存在感を示したいと思います!」とコメントしている。
https://twitter.com/YuOne_N/status/1915706709638865331
[オートスポーツweb 2025年04月25日]