金子拓郎、吠える [写真]=清原茂樹 2025明治安田J1リーグ第12節が25日に行われ、浦和レッズとサンフレッチェ広島が対戦した。
浦和は前節終了時点で、5勝4分3敗の成績を残し、勝ち点「19」を獲得。暫定首位に立つ京都サンガF.C.とは勝ち点差がわずかに「2」となっており、開幕直後こそ出遅れた印象もあったが、現在は今季初の3連勝中。その数字を「4」に伸ばすことで、リーグの頂点に立つ可能性もある。
一方の広島は、前節終了時点で5勝2分3敗の成績で勝ち点「17」を獲得。消化試合数にバラつきがある状況ではあるものの、現在は10位に甘んじている。だが、暫定首位の京都と比較すると、消化試合数が2つ少ない状況のなか、勝ち点差はわずかに「4」。まだまだ優勝戦線は読めない状況で、その主役が広島となっても決して不思議ではない。
そんな両者によるゲームは、前半から両チームともにゴール前に侵入する場面こそ作れど、決定機につながるシーンは少なく、スコアレスで後半へ折り返す。
試合の均衡が破れたのは57分。浦和は相手コーナーキックの場面、自陣右サイドでボールを奪ったマテウス・サヴィオがドリブルをスタート。独力で敵陣まで持ち運び、スルーパスを送ると、抜け出した金子拓郎はGK大迫敬介を抜き去り、無人のゴールへ流し込む。今季加入した金子にとって待望の初ゴールが生まれ、浦和が先手を取った。
後半アディショナルタイムには、佐々木翔のあげたクロスボールからジャーメイン良がヘディングシュートを放ったものの、GK西川周作を超えた一撃は、ゴールカバーに入っていたダニーロ・ボザが決死のクリア。この直後に試合終了のホイッスル。浦和がホームで、連勝の数を「4」に伸ばした。対する広島は、これで泥沼の3連敗となっている。
浦和は次節の対戦相手である川崎フロンターレがAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)に参戦している関係もあって、スケジュールが後ろ倒しとなっているため、次戦は5月3日にホームで行われる東京ヴェルディ戦。一方、広島は29日、次節のリーグ戦でアルビレックス新潟をホームに迎える。
【スコア】
浦和レッズ 1−0 サンフレッチェ広島
【得点者】
1−0 57分 金子拓郎(浦和レッズ)
【ゴール動画】サヴィオから金子!浦和の圧巻ロングカウンター
ショートゴール by 金子 拓郎#サンダーボルツ* @MarvelStudios_J pic.twitter.com/fPsTlAB7DS— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 25, 2025