ダイヤモンドリーグ開幕 ! サニブラウン今季100m初戦へ、三浦龍司&村竹ラシッドは世界陸上“即内定”の可能性も

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2025年04月26日 06:03  TBS NEWS DIG

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陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)の第1戦が日本時間26日に中国の厦門(アモイ)で開幕する。日本からは男子100mのサニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)や男子3000m障害の三浦龍司(23、SUBARU)ら日本が誇るトップアスリート5人が参戦する。

三浦と男子110mハードルの村竹ラシッド(23、JAL)はパリオリンピック™で入賞しているため、今大会で東京世界陸上の参加標準記録をクリアすれば代表に即内定する。

【出場予定の日本選手】
男子110mH 泉谷駿介(25、住友電工)、村竹ラシッド(23、JAL)
男子100m サニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)
男子3000mSC 三浦龍司(23、SUBARU)
男子300mH 豊田兼(22、トヨタ自動車)

陸上の花形種目“男子100m”最速の男決定戦にサニブラウン出場

開幕戦の厦門大会では男子100mにサニブラウンが今季初の100mに臨む。昨年は第5戦のオスロ大会で9秒99を叩き出すなど3レースに出場し、初のファイナル進出を果たした。

出場する10選手中9秒台を自己ベストに持つ選手がサニブラウン含む9人。南アフリカのA.シンビネ(31)はすでに9秒90のシーズンベストをマーク。さらにブダペスト世界陸上(23年)の銀メダリスト・L.テボゴ(21、ボツワナ)などがエントリーし、開幕戦から激戦が予想される。

【男子100m、主な出場選手】
サニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)
A.シンビネ(31、南アフリカ)
L.テボゴ(21、ボツワナ)
C.コールマン(29、アメリカ)
F.オマンヤラ(29、ケニア)

日本記録保持者の泉谷vs村竹が今季初戦で激突

男子110mハードルでは13秒04の日本記録を持つ2人、泉谷駿介(25、住友電工)と村竹ラシッドの直接対決が実現。

村竹はパリ五輪で5位に入賞しているため参加標準記録13秒27を突破すれば2大会ぶりの世界陸上代表に内定する。また泉谷は今季、走幅跳との二刀流にも挑戦。「いい感じに練習を積めてきているので結構自信はついてきていて、その中でも2種目出て、メダル取りたいなっていうのは思います」と世界陸上でのメダル獲得へ意欲を見せている。


そして同種目には世界陸上3連覇中の絶対的王者・G.ホロウェイ(27、アメリカ)がエントリー。世界記録に0秒01と迫っている。日本選手がどこまで食らいつけるのか。


【男子110mハードル、主な出場選手】
泉谷駿介(25、住友電工)
村竹ラシッド(23、JAL)
G.ホロウェイ(27、アメリカ)
D.ロバーツ(27、アメリカ)
H.パーチメント(35、ジャマイカ)                                                                                                                                                                     

2年前のパリ大会で日本記録を更新した3000m障害の三浦

昨年は3大会に出場し、厦門大会は2年ぶりの出場となる三浦。出発前には「ダイヤモンドリーグなので記録も臨めますし、ここで世界陸上の参加標準記録(8分15秒00)を切って内定を決めたい」と気合が入る。2年前のパリ大会で日本記録8分09秒91を更新し、今大会でも期待がかかる。


【男子3000m障害、主な出場選手】
三浦龍司(23、SUBARU )
S.エルバカリ(29、モロッコ)世界陸上2大会・金メダル
A.キビウォット(ケニア)パリ五輪・銅メダル

その他、日本からダイヤモンドリーグデビューとなるのは豊田兼(22、トヨタ自動車)。昨年5月に行われたセイコーゴールデングランプリ陸上の400mHでは、48秒36で優勝している。今大会は五輪種目にはない男子300m障害に出場する。
海外勢も世界記録更新が期待されるA.デュプランティス(25、スウェーデン)や女子走高跳のY.マフチフ(23、ウクライナ)など豪華な顔ぶれとなった。

第2戦のダイヤモンドリーグ上海/蘇州(5月3日)には昨年のファイナル覇者の女子やり投の北口榛花(27、JAL)が出場予定。

“ダイヤモンドリーグ”は世界陸連(WA)が主催する世界最高峰のリーグで、世界陸上や五輪のメダリスト・入賞者などが半数以上を占める。今年は世界各地で14戦が行われ、出場選手には成績に応じたポイントが与えられる。そして上位者のみが出場できるファイナルが今年は8月27日、28日にチューリッヒで開催される。

ファイナルでは今年9月に東京で開催される世界陸上前哨戦として、本番さながらの激闘が予想される。

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