2025スーパー耐久第2戦鈴鹿 GR Yaris DAT Racing Conceptをドライブする中山雄一 5月8〜10日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されるFIA WEC世界耐久選手権第3戦トタルエナジーズ・スパ・フランコルシャン6時間に、LM GT3クラスのアコーディスASPチームから参戦することが決まった中山雄一。待望の世界選手権デビューとなる中山は、4月26〜27日に開催されるスーパー耐久第2戦鈴鹿に参戦しているが、WEC第3戦への意気込みを聞いた。
中山は2024年まで、スーパーGT GT500クラスにDENSO KOBELCO SARD GR Supraで参戦。今季はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦するなど、海外での活動が増えている。そんな中山が新たに挑戦することになったのがWECだ。
今季第3戦として開催されるスパでのレースは、ル・マン24時間の前哨戦としてもお馴染み。今回中山は、ベン・バーニコートに代わってアコーディスASPチームのレクサスRC F GT3をアーノルド・ロバン、フィン・ゲルシッツとともにドライブする予定だ。
またレクサスRC F GT3は、国内でも鈴鹿やSUGOのような中高速コーナーがあるレイアウトが得意。「RC Fはすごく高速コーナーで安定感があるクルマなので、オールージュでも1日目の最後には全開でいけるようになりました。スパはいろんな角度、アップダウンのコーナーもあり、バラエティに富んだ面白いコースだと思います」とスパ・フランコルシャンを安心して攻めることができたと語った。
特に中山にとって強みになっているのは、2019〜2021年にTGR TEAM SARDでコンビを組んだヘイキ・コバライネンとのコミュニケーション。「ヘイキさんと組んでいた3年間がものすごく大きいですね。ヘイキさんが使っていたボキャブラリーを使えば言いたいことは伝わります」と貴重な経験になっていると語った。