膳場貴子アナ、物価高&円高下のGW「4割が巣ごもり」に「政策も必要になってきますね」

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2025年04月27日 09:35  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

膳場貴子アナ(2021年6月撮影)

フリーアナウンサー膳場貴子が27日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。番組は今年のゴールデンウイークについて、物価高、円安などの影響で、巣ごもり派が多いとの状況について特集した。


膳場アナは「ゴールデンウイークの過ごし方に関する調査によりますと、自宅で過ごすという方がおよそ4割ということで、外出を控える傾向が強まっているようなんです」と解説。この状況について、臨床心理士のみたらし加奈さんに見解を求めた。


みたらしさんは「深刻なことだと思っていて。単なる家計の話ではなく、希望の先送りに繋がることだと思うんですね」と指摘。「旅行というのは、本来であれば、日常から一時的に離れることで、ある種の自己治癒の装置として機能する部分もある」と解説。その上で「行きたくてもいけないとか、ここは我慢しようというふうに選択肢が奪われているっていうのは、単なる娯楽の喪失ではなくて、心の余裕だったりとか、希望の回復機会の損失に繋がるんじゃないかと、私は考えています」と語った。


さらに、みたらしさんは「そもそも、国民の選択肢を保障するのは政府の責任と義務であって、ここが我慢を強いられてしまっているという現実というのは深刻に捉えていいんじゃないかなと感じます」と、政治的な論点も提示。「物価高がこれ以上進んでいくと、結果的には命を奪うことにもつながっていくと思うんですね。経済政策というのはやっぱり、命を守る政策でもあるので、観光クーポンだったりとか、給付というのも大事ではあるんですけど、短期的なそういう支援ではなくて長期的に、構造的にしっかりそこを考えて進めてほしいというのはすごく感じます」と訴えた。


膳場アナはこれを受けとり「うまく知恵を絞りつつ、それでもプラス、そういった政策も必要になってきますね」とまとめた。

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