安住紳一郎アナ「和歌山のパンダ関係者にとってはひどいもの」中国返還に私見「政治的な匂いも」

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2025年04月27日 13:24  日刊スポーツ

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安住紳一郎アナウンサー(2024年12月撮影)

パンダ好きで知られるTBS安住紳一郎アナウンサー(49)が26日、総合司会を務める同局系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で飼育されていたジャイアントパンダ全4頭が中国に返還されることについて言及した。


番組では、和歌山アドベンチャーワールドが同園で飼育中のジャイアントパンダ良浜(らうひん=24、メス)、結浜(ゆいひん=8、メス)、彩浜(さいひん=6、メス)楓浜(ふうひん=4、メス)の4頭を、今年6月末頃に、中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地に返還する話題を報道。別れを惜しむファンの声なども伝えた。


自身のラジオ番組でも話題をたびたび取り上げるなど芸能界屈指のパンダファンで知られる安住アナは「帰国するジャイアントパンダは、和歌山のパンダ4頭が中国返還へ、というニュースがありました。中国チベットで暮らす動物を人の都合で世界の動物園で展示する時代でもないだろう、という意見もある一方で、日本は中国に次ぐ飼育頭数を誇っていた時代が長かったので、急な決定にはあまりにも、和歌山のパンダ関係者にとってはひどいものだと思いますが」と、飼育に携わった関係者やファンの心情を思いやった。


続けて「ただ、こうやって見て見ますと」と、2020年以降にカナダ2頭、イギリス2頭、アメリカ3頭、フィンランド2頭、23年に和歌山アドベンチャーワールドから3頭、24年に上野動物園から2頭のパンダが、それぞれ返還の期日を迎えて帰国したことをフリップで紹介。「当然これ、政治的理由だけじゃなくて、餌の調達とか繁殖の理由などもあるんですけど、これだけ並べるとやはりちょっと、政治的な匂いも感じますよね」と私見を語った。


エコノミストのエミン・ユルマズ氏は「最近の中国と、欧米諸国、自由民主主義諸国の対立を見ると、パンダ外交を続けても意味がないと思っているかもしれないし、もしくは中国は中国で自信がついてしまっている」と推察。「パンダってもう絶滅危惧種でもないんですよね。ある意味、研究目的としても成功したかもしれない。中国として、これ以上、海外にパンダを送って研究をやってもらっても、必要性はないという結論に達している可能性もある」と持論を述べた。


ユルマズ氏が「でも、この関税のタイミングだからこそ、日本からお願いしたらいさせてくれそうな気もするんですけどね」と指摘すると、安住アナは「6月中というのは、ずいぶんでも…期日ね」と、急な決定に困惑した様子も。弁護士の菊間千乃氏も「もうちょっと、という交渉もできない契約になっているんですかね」と疑問を呈した。


総合司会の三谷幸喜氏は「中国に帰ったパンダはどうなっちゃうんですか?」と質問。安住アナは「あまりパンダに聞いた人がいないので分からないんですけど、ちょっと環境違うので、人間で言ううつ病っぽくなって、別室に移動することになったパンダもいる」と説明した。


安住アナは過去に「在京の放送界で一番と自負しております」と話すほどのパンダ好き。TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」では有識者や愛好家、精鋭リスナーで「パンダJAPAN」「パンダ命名塾」も立ち上げて赤ちゃんパンダの名前を予想するなど、番組ぐるみでパンダを応援してきた。

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  • 絶滅危惧種ってだいたい地元のやつが旨いから食っちゃうからだなんていわれてるけど、また支那人は食うつもりなのかな。
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