スロット監督、オランダ人指揮官として初のプレミア制覇！…就任初年度での栄冠は史上5人目

　リヴァプールが5シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を決めた。

　プレミアリーグ第34節が現地時間27日に行われ、リヴァプールはトッテナムと対戦した。12分にCKから先制を許したが、4分後にルイス・ディアスが同点ゴールを挙げると、24分にはアレクシス・マック・アリスターが強烈なミドルシュートを叩き込んで逆転に成功。その後はコーディ・ガクポ、モハメド・サラーの追加点とオウンゴールで差を広げ、最終的には5−1で快勝した。

　この結果、4試合を残して2位アーセナルとの勝ち点差が「15」まで拡大し、本拠地『アンフィールド』に詰め掛けた大観衆の前で5シーズンぶりのプレミアリーグ制覇が決まった。通算20度目の国内トップリーグ制覇は、マンチェスター・ユナイテッドと並ぶ歴代最多タイ記録となっている。

　チームを率いるのは就任初年度のアルネ・スロット監督。2013年夏に現役を退いた46歳はSCカンブールやAZを経て、2021年から率いたフェイエノールトでは日本代表FW上田綺世らを指導し、エールディヴィジ制覇を成し遂げた。昨夏には9年間に及ぶ長期政権を築いたユルゲン・クロップ氏の後任としてリヴァプールの指揮官となり、シーズン開幕直後から安定した戦いを披露。アーセナルやマンチェスター・シティらを大きく突き放し、チームを栄冠に導いた。

　データサイト『Opta』やイギリスメディア『アスレティック』などによると、オランダ人指揮官がプレミアリーグを制覇したのは今回のスロット監督が史上初とのこと。また、就任初年度でのリーグ優勝はジョゼ・モウリーニョ氏（チェルシー／現：フェネルバフチェ監督）、カルロ・アンチェロッティ氏（チェルシー／現：レアル・マドリード監督）、マヌエル・ペレグリーニ氏（マンチェスター・シティ／現：ベティス監督）、アントニオ・コンテ氏（チェルシー／現：ナポリ監督）に次いで史上5人目の快挙だという。


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