バレーボール大同生命SVリーグを運営する一般社団法人SVリーグ(SVL)は28日、日刊スポーツの取材に応じ、選手側から不満の声が相次いでいるリーグ体制についての見解を示した。
今月26日に行われた男子プレーオフ準決勝後に、大阪Bのトーマス・ジェスキーが現行のリーグ形式について、チームによって対戦回数が異なることなどを指摘。この発言を契機に、大阪Bの西田有志や山内晶大、愛知の高橋健太郎らが自身のSNSで運営方針の見直しを提言し、物議を醸していた。
SVLはリーグの試合数などについて、「我々リーグだけで決めていることではない。23年の(リーグレギュレーション)発表前から試合数がチームによって均等に当たらないということは、継続してクラブの代表者と議論をした上で決定している」と回答。「対外的にも発表しているし、誰でも見られる場所で話したり、記録を残したりということもしている」と、チーム側との合意の上で行われているとした。
その上で、今季がリーグ初年度という点から「実際にやってみて現場の選手たちからいろいろな声が出るのも当然だと思う」と選手たちの意思も配慮。「そのあたりは、今後さらにいろんな意見を踏まえて話し合っていく」と議論の継続を強調した。
また、これまでにもリーグと選手が接点を持つ機会は設けられていたとはいえ、直接やりとりできる場が少なかったとし「今後はもう少し何らかの形で、直接我々の気持ちを伝える機会っていうのを設けていく必要がある」と、双方の関係性の見直しを図るとした。
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25−26年シーズンに関しては「基本的には(今季と)同じフォーマット」と変更する予定はないとし、「将来的に、何がベストなのかは引き続き議論が続けられていく」と慎重に話した。
男女のプレーオフ決勝は、来月2日から東京・有明アリーナで開催。男子はリーグ2位のサントリーと同4位の愛知、女子はリーグ1位の大阪Mと2位のNEC川崎が対戦する。【勝部晃多】
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