29日に行われる柔道の全日本選手権(日本武道館)の記者会見が28日、都内の講道館で行われた。男子100キロ級で東京五輪(オリンピック)金メダルのウルフ・アロン(29=パーク24)が“体重オーバー”を釈明した。
体重無差別で行われる大会に向け、会見の冒頭で挨拶。意気込みを問われると、いきなり“謝罪”した。
「昨日確認したところ、登録体重が96キロになっていた」。事前に所属先が申請した数値を大会2日前に知ったといい「その体重まで落とせていない。僕も知らなかったので」と笑った。さらに「96キロではないと、この場を借りて訂正させていただきたい」と頭を下げた。
現在の体重は「今の体重は120キロくらい」と明かし、「動きとしては重いです」と笑わせた。ただ、100キロ級で第一線で戦っていた時より「今一回り大きなサイズになっている。受けの強さは上がっている。今の体に慣れてきて、パフォーマンスは戻っている」と自信をのぞかせた。
昨夏のパリ五輪は7位。今大会は九州地区予選に参加し、出場権を手にした。6月の全日本実業団体対抗大会を最後に現役引退する意向を表明しており「最後の個人戦になるので、やり残しのないように最後まで戦い切りたい」と宣言。
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19年に初優勝した大会へ「楽しむのは難しい。僕にとって柔道の試合は楽しむものではなく、勝ちたいもの。全てをぶつけて戦いきりたい」と意気込んだ。【飯岡大暉】
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