深田恭子、表舞台から遠ざかっても人気と話題性は衰えず 「スター女優」の格を維持できるワケ

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2025年04月29日 12:01  サイゾーオンライン

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深田恭子(写真:Getty Imagesより)

 女優の深田恭子が、久々に芸能ニュースを騒がせている。4月15日に横浜で開催されたイベント『2025微博文化交流ナイト』に登場し、少しほっそりとした姿を見せたことでさまざまな声が飛び交い、さらには新たな熱愛報道が噴出する事態になっているのだ。しばらく表舞台から遠ざかっていたにもかかわらず、なぜ話題性がまったく衰えないのか。業界事情に詳しい芸能記者が解説する。

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ほっそり化&熱愛の報道過熱は人気の裏返しか

 『2025微博文化交流ナイト』は、中国最大のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」が開催した日中エンターテインメントの祭典。日中の文化交流に貢献した著名人が表彰され、深田は「エンターテインメントアイコン賞」を受賞し、両腕があらわになった白いレースのロングドレス姿で登壇した。深田が公の場に現れたのは、福原遥とW主演を務めた2023年7月期のTBS系ドラマ『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』の制作会見以来、1年9ヵ月ぶりだった。

 深田は「本日はこのような名誉ある賞をいただき、とてもうれしく思っております。中国にも私を応援してくださっている方がたくさんいるとうかがいました。これからもお芝居を通して、皆さんに笑顔になっていただけるよう頑張っていきたいと思います」とスピーチし、かわいらしい笑顔を見せたが、以前よりも少しほっそりとしていたことで以下のような声が飛び交った。

「相変わらず美人だけど少し痩せたようで心配」
「深キョン、痩せただけじゃなく声もかすれてるね。もっとゆっくり休んでほしい」
「体調どうなのかな……以前よりもっと痩せてたのは気になる」

 深田といえば、2021年5月に「適応障害」と診断されたことを公表し、治療のために一時活動を休止。数ヵ月後に活動を再開したが、以降は仕事をセーブしている。2023年12月には、彼女を公私にわたってサポートしていたとされる実業家の杉本宏之氏との破局が報じられ、メンタル面も含めて心配の声が集まった。

 深田は昨年12月に公開された映画『はたらく細胞』に出演したが、宣伝のためのメディア出演や舞台あいさつといった「稼働」はなし。同年8月にInstagramに投稿した近影にも「痩せた」との指摘が相次いでいた。

 そうした背景があったことから、久々の公の場への登場に対する注目度が高まり、よくも悪くもさまざまな声が飛び交うことになったようだ。女性誌メディアでも深田の「ほっそり化」が盛んに報じられたが、これは裏を返せば、彼女の人気と話題性が衰えていないことの証明ともいえる。

 また、これからほどなくして「女性セブン」(小学館)が「新恋人はドラマ制作現場で活躍する年上テレビマン 深田の自宅で半同棲生活、深田の母親も公認の関係」などと新恋人の存在を報道。同誌によると、4月下旬に都内の行きつけの飲食店で、深田の母親も含めて新恋人と仲よく食事やお酒を楽しんでいたという。

「恋多き女」の遍歴がイメージアップに

 同誌にとって「張り付く価値がある」からこその今回の熱愛スクープ。このタイミングで新たな熱愛報道が噴出することも含め、やはり深田は表舞台での活動が減った現在も「スター女優」といえそうだ。なぜこれだけの人気と話題性を維持できているのか、業界事情に詳しい芸能記者はこう分析する。

「『恋多き女性』として、これまで数多くのスキャンダルをメディアに提供してきた深田だが、お相手は年上から年下までそうそうたる顔触れで、それだけモテる女性であるということの証明となり、むしろイメージアップにつながった。30代以降は色気が増したうえに、プロポーションも磨かれ、写真集などで惜しげもなく水着姿を披露したこともあり、男性ファンがさらに増加。その美貌とスタイルは日々のウォーキングやバランスの取れた食事、規則正しい生活など、誰もが実践できる健康的な方法でキープしているので、同性からも『美のお手本』としてあこがれられる存在になった。デビュー当時は不思議ちゃん系の夢見るお嬢様キャラというイメージだったが、年齢と共に落ち着いて、大人の女性へのイメチェンに成功したのも根強い人気の理由だろう。

 女優としては、1998年に金城武と共演したドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)で援助交際が原因でHIVに感染した女子高生を熱演して高視聴率を記録し、ゴールデン・アロー賞最優秀新人賞に輝くなど早くから高い評価を受けた。さらに2004年の主演映画『下妻物語』は、彼女が演じたロリィタ少女・桃子と本人のお嬢様キャラが合致してリアリティを生み出し、今も語り継がれる名作となり、数々の映画賞を受賞した。また、2005年の主演ドラマ『富豪刑事』(テレビ朝日系)では、大富豪の孫娘で、莫大な資産と豊富な人脈で事件を解決していく型破りの新人刑事という現実離れしたキャラクターを見事に演じ、原作者の筒井康隆氏が感心したという脚本のぶっ飛んだ世界観を表現するのに貢献した。映画『ヤッターマン』のドロンジョ役や、泥棒一家の娘を演じた『ルパンの娘』(フジテレビ系)など、セクシーかつ特異なキャラクターに説得力を持たせるのが上手く、それも人気の高さに影響している」

今後も当面は仕事セーブか

 人気や話題性を維持しているものの、仕事はセーブ中で映画やドラマへの出演ペースは明らかに落ちている。深田の女優としての今後について、前出の記者はこう展望する。

「中学2年生の時に第21回ホリプロタレントスカウトキャラバン『PURE GIRLオーディション』でグランプリを受賞して以来、事務所に大切に育てられてきた深田は、撮影現場でもお嬢様のように扱われてきた。普段から、バラエティなどで見せる穏やかなキャラクターそのままで、マイペースで周りに流されないタイプ。そうした温室育ちがある意味で災いし、主演ドラマの撮影が毎年あるような多忙な日々がメンタルや健康面に深刻なダメージを与えた可能性がある。

 所属するホリプロはタレントファーストの事務所で知られているので、適応障害と診断されてからは深田の体調を慮って仕事をセーブし、恋愛面も本人に任せているのだろう。メンタルばかりはコントロールが難しいため、今後も女優業は今のペースが続く可能性が高い。しばらくは過度なプレッシャーのかかる主演ではなく、映画『はたらく細胞』のように脇役をメインにして、改めて演技力を磨くのが将来的にもいいのかもしれない。先述したように現実離れしたキャラクターを演じるのはうまいが、リアルなアラフォー女性を演じた『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』は演技への批判も目立っていたため、自身の年齢に合った等身大の女性をどう表現するかが今後の課題だろう」

(文=佐藤勇馬)

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