元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が29日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分)にリモート出演。橋下氏は万博会場で歩きすぎたため、臀部(でんぶ)のけが悪化し、松葉づえ生活になったことを明かした。番組では物価高対策として、与野党がそれぞれの立場や思惑で消費税などの「減税案」を打ち出していることについて討論した。
橋下氏は野田氏が首相時代の12年11月に行われた、当時の自民党安倍晋三総裁との党首討論に言及。野田氏は、国会議員の定数削減を条件に、安倍氏と衆院解散を約束した経緯があり、橋下氏は「消費税を増税するとき野田さんと安倍さんは国会で何を約束したか。衆議院の定数を大胆に削減すると言った。削減が実現するまでは、国会議員の報酬を20%カットすると言っていた。消費税は増税しました。衆議院の定数削減は10削減、報酬カット20%削減もスルッと戻している」と主張した。
漫才コンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬(51)が「橋下さんにお聞きしたい。議員の報酬を下げると言って、ぬるっと元に戻ったとか、参院選で消費税を下げると言っても、ごまかし、ごまかしみたいなことをおしゃっていた」と前置きし、「そんなことが現実に起きたことを想像して、腹が立ってきている。国民はどういう抗議が有効なのか」と問うと、橋下氏は「最後、有権者がやってくれる政治家を誕生させるしか言いようがない」と話すと、吉田は「誕生させる? どういう言動で誕生させる」と食い下がると、選挙の候補者に期待できない場合は「白票を入れてもいい」と持論を展開した。
「政治家は白票がむちゃくちゃ怖い。ちゃんとやらないと敵方に行くかもしれない。これだけ白票があることはチャンスだと。ちゃんと政策を訴えれば、その票がくるんじゃないかと思わせるだけの力がある。本当にだれもやってくれそうにないのなら、白票で抗議するのも最後の手段だと思う」とした。
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