「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」第5話(C)TBS多部未華子が子育て中の専業主婦を演じる「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」の5話が、4月29日に放送。詩穂が中谷にかけた言葉に、「心を軽くしてくれた」「刺さりすぎて泣ける」の声が上がっている。
多部未華子が主人公を演じる本作は、価値観がまるで違う対岸にいた人たちが家事を通して繋がっていく物語。主人公の詩穂を多部未華子、夫で居酒屋店長の虎朗を一ノ瀬ワタル、娘の苺を永井花奈、働くママでお隣さんの礼子を江口のりこ、礼子の夫・量平を川西賢志郎、礼子の同僚・今井を松本怜生、厚生労働省に勤務しており育休中のパパ・中谷をディーン・フジオカ、中谷の妻・樹里を島袋寛子、中谷の娘・佳恋を五十嵐美桜、専業主婦の先輩・坂上知美を田中美佐子が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
佳恋(五十嵐美桜)に習い事をさせようと張り切る中谷(ディーン・フジオカ)に誘われ、詩穂(多部未華子)と苺(永井花奈)は英語の体験教室に行くことに。「日本語もまだ話せないのに早すぎる!」と乗り気でない詩穂をよそに、中谷は「“体験”は親から子へ贈る武器」だと、幼いころからなるべく多くのことをやらせるべき理由を語るのだった。
そんなある日、礼子(江口のりこ)に誘われ、長野家と村上家でグランピングへ行くことに。さらに帰国中の妻・樹里(島袋寛子)を連れた中谷と佳恋も加わり、図らずも三家族が大集合! バーベキューをそれぞれが楽しむ中、礼子は家では家事を手伝わない夫・量平(川西賢志郎)が外面よくテキパキと働く姿に釈然としない思いを抱いていた。
一方詩穂は、普段はなかなか接することのない同年代の子どもたちと遊ぶことで、新しい言葉を覚えて楽しそうな苺を目の当たりにし、自分が専業主婦として日々苺と二人きりで過ごしているせいで、苺から体験の機会を奪ってしまっているのではないかと悩み始め――というのが5話の展開。
礼子は働いているのは一緒なのに、休むのはいつも自分なこと、量平が外面だけで家では家事や育児をほとんどしないことに対し本音をぶつける。そんな夫婦間で起こるリアルな出来事にSNSでは「今日はワーママ礼子の夫の、家事育児への当事者意識のなさがリアル。そういう家庭はきっと多いよな、と」や「対岸の家事が中々リアルでね…夫にも見て欲しいね。我が家も私が家事を全てやってるから、職場復帰したら礼子さんみたいにキレてしまう時が来るかもしれないな」、「攻められて辛いほうの気持ちもわかるが、私も本当に文字通り這って台所に行ってたので、一瞬川西さんが憎かったわ!礼子さんがしんどくないとでも?」などの声が。
一方、習い事の重要性について力説する中谷に「正しさを押し付けないでください」と言った詩穂は、親の都合で自分の選択肢が限られてきた過去を思い出す。実は母の死後、父と家事を分担していた詩穂だったが、父が仕事を理由に家事をしなくなり部活を辞めることになっていた。
そして詩穂は、中谷が佳恋のために作っていたリストを見て、自分にもやりたいことがあったことを思い出し、苺が好きなことをできるよう応援できる親でいたいと礼子に話す。しかし、体験格差の話を聞いて自分が専業主婦を選んだことで、あの時の父と同じことを苺にしてしまうのではないかと悩んでいた。
そんな詩穂に礼子は「毎日いろんなものを苺ちゃんにあげていると思う」と言い、詩穂はなんでもない時間を苺と過ごせることを改めて尊く思うのだった。詩穂の過去を偶然聞いてしまった中谷は、自分が母にハンドミキサーで殴られた過去を思い出す。そして詩穂に東大に入るために、全ての時間を勉強に費やさせられていたことを打ち明けるのだった。
そんな中谷に詩穂は、「体験できなかったっていうのも、一つの体験でそれだっていつかは武器になるかもしれないですよ」と言う。そんな詩穂の言葉に「今回の話もすごくよかった。色んな選択肢の末に今がある、体験できなかったというのも一つの体験。心を軽くしてくれた」や「体験格差という言葉があって、親は子供に色々なことを体験させてあげようと思うんだけど「子供時代に〇〇できなかった」 ていうのも、それも1つの体験なんだと。自分の子供時代と重なって、凄く響いた」、「今日の対岸の家事、「体験できなかったこともひとつの体験」って刺さりすぎて泣いちゃう」などの声が上がっている。
【第6話あらすじ】
詩穂(多部未華子)の家に「あなたのような専業主婦はお荷物です」と書かれた手紙が届いた。誤ってそれを開封してしまった礼子(江口のりこ)は、詩穂のためを思い、このことは自分の中に留めようと決意する。
そんな中、詩穂は中谷(ディーン・フジオカ)に連れられ、結婚や出産・介護と仕事の両立や復職を支援する「仕事カムバックプロジェクト」のヒアリングを受けるために霞が関の厚生労働省へ。共働きを推進する職員から「手に職があるのに復職しないなんてもったいない」と言われた詩穂は、社会貢献のためにも職場復帰した方がいいのかと考えてしまう。
一方、社内で行われる講演会の登壇者を探していた礼子は、会社の“ロールモデル”となる人物として、営業部時代の憧れの先輩で、社内で初めて女性管理職になった陽子(片岡礼子)に声をかけるが――。
「対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜」は毎週火曜22時〜TBS系にて放送中。
(シネマカフェ編集部)