『Sorry今年のサンダンス映画祭でウォルド・ソルト脚本賞を受賞したA24の映画『Sorry, Baby(原題)』の予告編が公開された。
本作はエヴァ・ヴィクターの長編監督デビュー作で、脚本と主演も自身が務めている。製作陣には『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが名を連ねる。
予告編は、主人公で大学教授のアグネス(エヴァ・ヴィクター)が親友のリディ(ナオミ・アッキー)と再会し、大喜びするシーンからスタート。アグネスは、過去に性的暴行を受けたことがあり、トラウマを抱えながら生きていた。リディとの友情や新しい恋人(ルーカス・ヘッジズ)との出会いにより、そのトラウマを乗り越えて回復への道を進んでいくというストーリー。
サンダンス映画祭でプレミア上映されるや否や大きな注目を集め、複数の有力配給会社(サーチライト・ピクチャーズ、Mubi、Neon、A24)の間で争奪戦となり、最終的にA24が配給権を獲得した。
すでにサンダンス映画祭で本作を観たという映画ファンから、次のような感想が寄せられている。「エヴァ・ヴィクターが本当にとてつもなく素晴らしかった。正直、この10年の女優の演技で一番好きなかもしれない。賞を獲ってくれたらうれしい」「いまのところ、私の中で今年のベスト作品候補。この映画は笑える場面もあれば、心を引き裂かれるようなシーンもある。エヴァ・ヴィクターは驚くほどの才能の持ち主。彼女が次に何をするのか、楽しみで仕方ない」。
『Sorry, Baby』はアメリカの一部劇場で6月27日公開予定。
(賀来比呂美)