2025年開幕大会富士でFIA-F4に初参戦する三浦愛(Bionic Jack Racing) 5月3〜4日に富士スピードウェイで2025年シーズンの開幕を迎えるFIA-F4選手権は、土曜日と日曜日で3レースが開催され、エントリー台数は49台に上る。今季もワンメイクレースならではの接戦が予想されるシリーズに挑む3名の女性ドライバーに話を聞いた。
ただ、現在のFIA-F4は台数が多いため参戦枠に限りがあることに加え、資金面の問題もあり、まず今季はBIONIC JACK RACINGで三浦自身がマシンのステアリングを握って「クルマとレースのことを理解する」ことを目指す。ちなみに参戦は「私が遅すぎてクビにならなければ(笑)」と冗談を言いつつ、フルシーズンを予定しているとのこと。
今季OTG Motor Sportsの80号車をドライブする翁長は「もともと移籍は決まっていたのですが、私の目標であるスーパーGT参戦を伝えたとき、チームがしっかりと受け止めてくれて『まず一緒にFIA-F4から頑張っていこう』ということでシートをいただきました」と参戦への経緯を語る。
そのOTG Motor Sportsから、今季はFIA-F4に加えてTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの両カテゴリーに参戦する翁長。F4マシンとはいえフォーミュラカーと、ほぼ市販車であるGR86/BRZカップ車両では「めちゃくちゃ違います。それこそクルマのロール、ピッチ、パワーが違いますし、操作系もパドルシフトとHパターンで違います」と言うも、クルマを操ることに違いはないと前向きに捉えている様子。