
【写真】ひょうろく法廷シーンでの怪演が話題に 『イグナイト ‐法の無法者‐』第3話場面カット
本作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマに、Ignite(火をつける)という言葉のように、争いの火種があるところへ潜り込み、訴訟を焚きつけて大金を稼ぐ“無法者”な弁護士たちの姿を活写する。
ある日、宇崎(間宮)は外国人技能実習生・クオン(パース・ナクン)が大ケガした案件に関わることになる。労働中の事故であれば労災が申請できるものの、クオンは仕事以外の時間にケガをしたと言い張る。
宇崎はクオンが働いていた二見水産加工へ。迎えた社長の二見(ドロンズ石本)は、嫌な顔をせず調査に協力し、実習生が働く水産加工場も案内。そして宇崎は二見から、実習生たちの管理団体で代表を務める関口(ひょうろく)を紹介される。二見曰く、関口は実習生たちを気にかけて、定期的に水産加工場を訪れているという。
宇崎の前で実習生たちに優しく接する二見と穏やかな物腰の関口。ところが、その後の調査で二見と関口が結託して実習生たちに所定の時間外に産廃処理の仕事を強いていたことが判明。クオンは産廃処理の作業中に大ケガを負わされたのだった。
産廃処理やクオンのケガの証拠が法廷で明るみになると、傍聴席で裁判を見守っていたスーツ姿の関口は、貧乏ゆすりをしながら爪を噛み「クッソ…」とポツリ。さらに関口も産廃処理に関わっていた決定的な証拠も示されると、関口は呆然とした表情で天を仰ぎながら「終わったぁ…」「ああ帰りてぇ…」とつぶやくのだった。
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