中山美穂さん「『月9』主演時に救急車騒動が」石田純一語る「ミポリン根性伝説」

0

2025年05月04日 11:10  web女性自身

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

web女性自身

写真

4月22日、中山美穂さん(享年54)のお別れの会が東京国際フォーラムで催され、約1万人が来場した。昨年末、入浴中の不慮の事故で54年の生涯に幕を閉じた彼女の人生は根性と愛情に溢れていた。



中山さんは89年1月にドラマ『君の瞳に恋してる!』(フジテレビ系)で初の月9主演を果たす。共演の石田純一(71)は初対面で鮮烈な印象を受けた。



「18歳と聞いて驚きました。完成された美しさがあって、キラキラしていた。演技力の高さにも感心しました。アメリカの西部劇のようなアクションシーンを決めたかと思えば、急に色っぽい表情を見せる。すぐに切り替えて、どんな場面も的確な芝居をしていました」



実は、マスコミに嗅ぎつけられなかった“大事故”が撮影中に起こっていたという。



「ドラマが中盤に差し掛かったころでした。地面にレールを敷いて、その上にカメラの貨車を乗せて、シーンを撮っていました。その本番前のテストで、レールと貨車の間に彼女の足首が挟まってしまい、血が流れる事故が起こったんです」



現場は騒然となった。慌てたカメラマンやディレクターが「すみません!」と貨車から降り、駆け寄った。美穂さんは表情を変えず、毅然と振る舞った。



「大丈夫です。ここは撮ってしまいましょう」



スタッフが救急車を呼んだものの、彼女は乗らなかったと石田は記憶している。



「貨車の上には重い機材に加え、スタッフが4人ほど乗っていたから、300キロくらいの重量があったはずです。でも、彼女は足を包帯でグルグル巻きにしながら、何事もなかったかのように演技を続けた。あの根性には驚きました。翌日も、何事もなかったかのように撮影に来てましたからね」



美穂さんは2人の男性に揺れ動く大学生の高木瞳を演じ、最高視聴率23.6%を記録。俳優としても立て続けに大ヒットを飛ばし、スターの地位を確立した。



「キスシーンに関しては、軽いのはいいのですが、激しい絡みはNGでした。まだ10代のアイドルだからかもしれないし、彼氏に気を使ったのかもしれない。事前に、制作側から注意がありました」(石田)



美穂さんは“根性のシャイニングスター”だった――。



(文:岡野誠)

動画・画像が表示されない場合はこちら

動画・画像が表示されない場合はこちら



    ランキングエンタメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定