スタートは各車とも長距離レースを見越してクリーンな出だし。ポールポジションの38号車KeePer CERUMO GR Supraの大湯都史樹に2番手の19号車WedsSport ADVAN GR Supraを駆る国本雄資がプレッシャーをかけるが、ここは大湯がトップを守る。
中団では1号車au TOM’S GR Supraの坪井翔、14号車ENEOS X PRIME GR Supraの福住仁嶺、37号車Deloitte TOM’S GR Supraの笹原右京によるスリーワイドの7番手争いが繰り広げられ、王者1号車auがサクセスウエイト40kgながら先行。1号車auはその勢いのまま、前をいく3号車Niterra MOTUL Zの三宅淳詞に迫る。
24周目のFCY解除では、大津弘樹の16号車と野尻智紀の8号車とARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの2台がホームストレートでテール・トゥ・ノーズに。8号車が一度前に出るも、1コーナーで16号車がふたたび先行し、ここで順位は変わらず。その後方では1号車auが3号車Niterraを攻略。最重量マシンが6番手に順位を上げた。
27周目にはGT500クラスの先陣を切って8号車ARTAが最初のピットイン。給油とタイヤ交換を行い、野尻がダブルスティントでコースに出ていく。僚友16号車はステイアウトを選択するも39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口雄飛の先行を許すと、1号車auの坪井も16号車ARTAをオーバーテイク。39号車DENSOは続いて19号車WedsSportも攻略し、2番手に上がると、ペースの上がらない19号車WedsSportもかわして2番手に上がる。
GT500は85周目までに全車が2回のピットストップを完了させ、38号車KeePerが首位を快走。2番手には8号車ARTAが続いていたが終盤にかけて急激にペースダウン。虎視眈々と追い上げてきた1号車auが85周目に2番手を奪うと、12号車TRS IMPUL with SDG Zの平峰一貴も8号車ARTAをかわして3番手に浮上した。
8号車ARTAはその後もペースが上がらず7番手にまで後退。一方で順位を上げたのは100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTをドライブする牧野任祐で、一時は周回遅れになりながらも12号車TRSに続く4番手まで浮上すると、残り20分で12号車TRSの背後に。そして106周目のダンロップコーナーで平峰のインを突いて3番手にポジションを上げる。