
(左から)村上信五さん、パーソナリティの山崎怜奈
◆オファーがないまま執筆!?
れなち:村上さんの思考回路をまとめた自身初の著書「半分論」を出版されましたが、そもそも、なぜ本を書くことになったのですか?
村上:これは僕が勝手に書き始めたんですけど、もともと文化放送で番組をやらせていただいているんですけど、そこに作家の三宅香帆さんが「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(集英社新書)の話をしに来てくださって。僕も拝読させていただいて「めっちゃわかるところいっぱいありましたわ! 僕やったら、それを半分にして考えたらええと思うんですよ」って、「半分論」の原型みたいなことをしゃべったんです。そうしたら、三宅さんが「それは本になったら読んでみたい!」って言ってくれたのが最初です。
ほんでこっそり、誰にも言わんとちょろっと書いたんです。だけど、会社にも出版社にも言ってなかったので、“世に出えへんかったらどうしよう”と思って(苦笑)。
れなち:オファーがあってから書き始めたわけではないですもんね。
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れなち:え〜!? すごいご縁ですね!
村上:全部がつながりました。それからSTARTO ENTERTAINMENT(スタート エンターテイメント)に言うて、正式に執筆作業に入ったのが去年の秋ですかね。
◆村上信五の思考術「半分論」とは?
れなち:200ぺージ超えの本なので改めて一言で言うのは難しいと思いますが、「半分論」はどういうふうに捉えたらいいですか?
村上:“半分”というと、みんな2つに分けて2択で考えなあかんってなると思うんですけど、“白か黒か”と言ってもいろんな白があるし、いろんな黒があって。そんな捉え所がないのが人間の考え方の選択肢じゃないか、最終的には“YESかNOか”になるけど、そこまでのプロセスは無限じゃないかと。それを考えるための思考術をまとめたのが「半分論」です。
れなち:事務所の方や先輩・後輩、同期などで読まれた方はいらっしゃるんですか?
村上:いや、その界隈から(の反響)は聞いてないですね。
れなち:発売会見で「timelesz(タイムレス)の新しいメンバーに読んでほしい」とおっしゃっていましたが、そのメンバーに渡したりもしていないですか?
村上:僕は、基本的に本やCDを出しても渡さないと決めていまして。というのも、僕もそうやったんですけど、いただいてまうと“感想を言わなあかん”っていうプレッシャーでフラットに読めないんですよ。逆に、ほんまに興味を持って買ってくれたら気兼ねなく読めると思うから。なので、渡すのをやめたんです。
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村上:そうなんですか!
れなち:もしかしたら、この放送も聴いているかもしれないです。
村上:ほんやったら、風磨がメンバーぶん買って渡してくれたら……別に“無理に”とは言うてないですけどね(笑)。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
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