加藤浩次監督、お台場での舞台あいさつに「ドキドキするんですよ。（フジテレビ）大丈夫なのかなと」　盟友・雛形あきこの“裏側”も暴露

　お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が5日、東京・お台場で行われたクリエイター育成・発掘の短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season7』(9日から2週間限定劇場公開)完成舞台あいさつに登壇した。

【集合写真】加藤シゲアキ、正門良規らが参加

　俳優・矢本悠馬を主演に迎えた『Victims』で監督デビューを飾った加藤は、舞台あいさつ冒頭から“狂犬”っぷりをいかんなく発揮。オープニングの一言あいさつでは、既に作品を見終えた観客に「皆さんいろいろ（思うところ）あると思いますけれど、質問したい方もどんどん手挙げて…」と尺を考えずに意見を募ろうとして、周囲にとめられた。

　さらに、同作に出演した盟友・雛形あきこがオープニングのあいさつで話していないことを「雛形さん、しゃべってないです」と、MCに詰め寄り。雛形が「大丈夫です。変な目立ち方させないで」と困惑する姿に、加藤は笑みを浮かべた。

　その後、作品の話になり、雛形が「加藤さんが、監督をやられるっていう話を聞いて、『もう、これは！』と思って、二つ返事でした。だって、初監督の作品に出られるっていうのは本当に幸せだなと思って」とオファーを喜んだエピソードを披露。「『なんで声かけてくれたんだろう』って思ったら、『あて書きだから』っていうふうには言ってくれたんですけど…私、こんな感じ？（笑）」と自身を思い浮かべて脚本を書いてくれた加藤に感謝をしつつ、どこか不満げ。

　すると加藤は「どうなんでしょうか。22年間、『めちゃイケ』という番組で隣のフジテレビで（雛形と一緒に）やってたんですけど…」と切り出し、「今フジテレビ大変でしょ。やっぱお台場に来るとドキドキするんですよ。大丈夫なのかな、と思ったりするんですけど…」と脱線。MCに注意されつつ、「22年間、雛形とやってたんで、やっぱ僕は“裏側”の雛形を見てるんで。裏側の雛形をそのまま脚本に…」と言いかけると、雛形が全力で「ちょっとまって！」と阻止。雛形は「違いますよ、誤解のないように…」と言いかけると、加藤は「人のいやがらせとかする女です（笑）」と暴露。雛形は「マスコミの人たちが入ってるんだから、やめてください。そこだけ記事になったりするんですから！」と必死に否定すると、加藤は「あんまり必死だと。本当だと思われますよ」と涼しい顔で受け流した。

　だが、雛形が「そんなこと言っておいて、監督になったらすっごい真面目なんですよ。子役の子にも気を遣って本当にちゃんと監督でした」と暴露されると、加藤は「やめてくれ」と照れていた。

　『MIRRORLIAR FILMS』（ミラーライアーフィルムズ）は、2020年に始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする、メジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画制作プロジェクト。2024年の「Season6」までに著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した47本の短編映画を劇場公開してきた。

　今作のラインナップは全5作品。NEWSのメンバーとして活躍しながら、作家としても数々の話題作を輩出している加藤シゲアキが監督を務め、Aぇ! groupの正門良規とW主演を果たした『SUNA』。Bad Robotやヒストリーチャンネルのドキュメンタリープロジェクトに参加し、NAACPイメージ賞にノミネートされた「ルーツ: A History Revealed」を含む数々の作品に携わる坂本ショーン監督作『ウエディング』。俳優として活動する傍ら2017年より映像制作集団「着火塾」の代表に就き、クリエイターとしても活動する武田成史が監督を務める『KUTSUYA』。お笑い芸人、そしてMCとしても活躍する加藤浩次が念願の初監督を務め、矢本悠馬を主演に迎えた『Victims』。舞台やミュージカルを中心に俳優としても活動し、本作が初監督作品となる香月彩里監督作『ヒューマンエラー』が上演される。

■短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season7』

加藤シゲアキ監督『SUNA』
出演：加藤シゲアキ、正門良規（A ぇ! group）

坂本ショーン監督『ウエディング』
出演：リチャード・カインド、スキップ・サダス

武田成史監督『KUTSUYA』
出演：尾本卓也、武田成史

加藤浩次監督『Victims』
出演：矢本悠馬、田辺桃子、奥野瑛太、雛形あきこ

香月彩里監督『ヒューマンエラー』
出演：大重わたる、エリザベス・マリー、香月彩里