女優波乃久里子(79)が8日、都内で行われた舞台「華岡青洲の妻」の取材会に女優大竹しのぶ(67)、俳優田中哲司(59)らと参加した。
同舞台では22年ぶり共演の大竹と嫁姑を演じるが、私生活ではおいの中村七之助(41)が先月22日に一般女性との結婚を発表したばかりだ。伯母としての思いを報道陣から問われると、「私は役者がよくなるお嫁さんが来てくれればいいなと思っていた」と笑顔。「三味線が出来るし、全部出来る。私はすばらしい伴侶ではないかと思います」と絶賛した。
同舞台には9度目の出演となる。1973年の小陸役を皮切りに同役で5度、妻の加恵役で3度。かつて同作で於継役を演じていた杉村春子さんと2度の共演があるが、「毎日15分間のダメだしをもらっていた」と明かした。「その於継をやる怖さ。胃潰瘍になるほど心配。加恵なら明日にでもすぐに出来るのですが…。せりふは覚えているので。怖いです。女優生命終わるかも。死ぬほど頑張ります」と初めて臨む役に気持ちを入れ直した。
作家の有吉左和子の同名小説を舞台化した作品は、世界初となる全身麻酔を使用した外科手術に成功した医師・華岡青洲の家族を描いている。京都・南座(7月10〜23日)、福岡・久留米シティプラザ(同26、27日)、東京・新橋演舞場(8月1〜17日)の3カ所で上演する。【鎌田直秀】
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