中井貴一「自分がいま俳優をやってること自体がウソだと思っている」理由

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2025年05月09日 07:15  ナリナリドットコム

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俳優の中井貴一(63歳)が、5月8日に放送されたトーク番組「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」(BSフジ)に出演。「自分がいま俳優をやってること自体がウソだと思っている」理由を語った。

飯島直子とゲストの飾らないトークでほっこり酔いしれる番組に、現在放送中の連続ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)で共演している中井が出演。飯島が「芸能界が向いてない」と思っていると話した流れで、中井も「オレだってずっと思ってる」と明かし、「オレはずっと思ってる。ずっと思ってるっていうか、オレ、自分がいま俳優をやってること自体がウソだと思っている」と語る。

飯島は「ウソ〜? 貴一さんほどの人が? なんでですか? そう思う理由って何ですか?」と質問。

中井は「親父が俳優っていう仕事やってたけど、オレが2歳半の時に亡くなったでしょ(※佐田啓二さん。1964年に交通事故で他界)。だから全然知らないわけ。生の声も知らないし肌感も分からないし。だから、みんなに『俳優さんの息子さんでしたよね』って言われるけど、実感がないわけよ」とした上で、「本当に赤面性で恥ずかしがり屋で。人前で何にもできなかったから。その職業(俳優)に就くなんてことは有り得なかった。自分の選択肢に入ることが」と語る。

そして「それが突然…大学に入って。1年の時に映画監督にスカウトされたのね。親父の知り合いだったんだけど、親父の17回忌の法要があって。オレはテニスをずっとやってて、夏場はもう尋常じゃない焼け方だった。日焼け止めなんかもしないし。それでオレが親父の法事に試合の現場から行ったら監督がいて。オレ、真っ黒でしょ。そしたら『あんたや!』って言われて。それで、戦争映画(1981年/松林宗恵監督の『連合艦隊』)だったんだけど、やって欲しいって頼まれた」という。

ただ、俳優をやるつもりはなかったため、「断るつもりで、一人で断りに行ったのね。事務所も何も入ってないし。そしたらたぶん親父が後ろから蹴ったんじゃないかなと思うぐらい。『ちょっとやってみます』って…“言っちゃった”っていう感じ」と話し、「本当に監督と会って、ここの(面と向かった)時点まで、オレは『お断りします』って言おうと思ってた。それをいきなり後ろから…本当に蹴られたみたいな。だからいまでも向いてないと思ってる。本当に思ってる」と語った。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250595290.html



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