オンラインカジノ対策を話し合う実務者協議後、取材に応じる自民党の佐藤啓氏(左)と立憲民主党の今井雅人氏=9日、国会内 与野党は9日、オンラインカジノによる違法賭博への対策を話し合う実務者協議を開いた。与党と立憲民主党は、カジノサイトに誘導するインターネット広告などを禁止するギャンブル依存症対策基本法の改正案を提示し、各党に賛同を呼び掛けた。各党の合意を得て早期の法改正を目指す。
与党や立民の改正案には、カジノサイトの開設の禁止、ネット広告やSNSでのサイトへの誘導の禁止、違法性を周知する広報啓発―などを盛り込んでいる。自民党の治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会の佐藤啓事務局長(参院議員)は記者団に対し「(各党の)賛同をいただけた」と説明。立民の今井雅人衆院議員は「この国会で何とか成立させたい」と語った。