寺島しのぶ、実生活とオーバーラップする作品に「DNAって怖い」“能天気”な夫に感謝

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2025年05月09日 16:40  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

舞台「リンス・リピート」への意気込みを語った寺島しのぶ(撮影・阪口孝志)

女優寺島しのぶ(52)が9日、大阪市内で舞台「リンス・リピート」(10〜11日、京都劇場)の取材会に出席した。


娘が摂食障害を患ったことで浮き彫りになる、家族のすれ違いと苦悩を描いた話題作が日本初上演。寺島は移民ながら弁護士としてのキャリアを築き、仕事と家庭の間で葛藤する母・ジョーンを演じる。「明日始まって、明後日には帰っちゃう。大千秋楽を迎えられるように足を運んでいただけたら。『これはちょっと…』というものはオススメしませんので」と内容に自信を見せた。実際、東京公演では、現実でもありふれたリアルなストーリーに、母、娘で観劇に来た人から「すごいものを見た」と反響が大きかったという。


寺島自身も父が歌舞伎俳優七代目尾上菊五郎、母は女優富司純子という歌舞伎一家に育ち、歌舞伎俳優尾上眞秀の母親とあって、作品の内容が「オーバーラップする」


富司のことを「リアルジョーン。厳しい人。まったくと言っていいほどホメない人。ジョーンはホメるから、まだジョーンの方が良い」と苦笑いするが、実際、母親としての自分は富司に似ているところが多々あり、「母のイヤだなと思うところをやってしまう。DNAってそこが怖い」と反省。「なるべく過干渉にならようにしている。ダンナが能天気なフランス人で、私も息子も助かっている。家族は大事だなって」と夫に感謝していた。

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