BMWの最上級ラグジュアリー・モデル『X7』をベースに、存在感ある漆黒に仕立てた日本専用限定車『BMW X7 BLACK-α(エックスセブン・ブラック・アルファ)』が登場 BMWの最上級ラグジュアリー・モデル『X7』をベースに、存在感ある漆黒に仕立てた日本専用限定車『BMW X7 BLACK-α(エックスセブン・ブラック・アルファ)』が登場。グレード別に“xDrive40d”は90台の先着順、同9台の“M60i xDrive”に関しては、専用ウェブサイト上での先着順による注文となり、残る1台は6月5〜8日まで宍戸ヒルズカントリークラブで開催の『BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ』の優勝副賞として同選手権の優勝者に贈呈される。
これまでも『BMW X7』をベースに、2021年9月に発表された『BMW X7西陣エディション(NISHIJIN EDITION)』を筆頭に『BMW X7錦ラウンジ(NISHIKI LOUNGE)』など“BMWと日本の名匠プロジェクト”にたびたび起用されてきた同車だが、今回は数々の専用品を装備し存在感ある漆黒に仕立てた日本専用限定車として限定100台が用意された。
その日本専用限定車『BMW X7 BLACK-α』は、すべての光の波長を吸収する黒から、さらに光沢を排除した(マット仕様の)力強い漆黒となるBMW Individual Special Paintのフローズン・ブラック・メタリックを外装色として採用し、同時に色のない深淵から鮮やかに煌めく光がエレガントな輝きを放つコントラストを表現。
宝石のような無限の輝きを放つクリスタルが印象的な上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライト、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・のブラック・キドニー・グリル、そして1万5千個もの青白い星の輝きに似たパノラマ・スカイルーフ等により表現することで、唯一無二の存在感を放っている。
さらにインテリアでは、昭和25年/1950年に折井着色所として創業以来、伝統技術を受け継ぎ、仏像、梵鐘、茶道具などのさまざまな鋳造品の着色を手掛けてきた“モメンタムファクトリー・Orii”の職人の手によって、1枚ずつレーザー彫刻を施し表面に出た素地部分に純銀に近い色調を塗布。金属調の冷たいシルバーではなく純銀に近い色調に拘り、富山県高岡で培われた伝統的な金属への着色技術を用いた高品質な真鍮製の専用バッチが、センター・コンソールに貼付され『BMW X7 BLACK-α』であることを表現している。
また、ひと筆の線で描いた「α」が輝く姿をドア・プロジェクターで表現し、特に夜間に運転席、助手席の足元を照らし、脚元では22インチMライト・アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング755M(ジェット・ブラック)を“xDrive40d”に、23インチBMW Individualライト・アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング 914l バイカラー(ジェット・ブラック)を“M60i xDrive”に装着。後車では、よりスポーティでスタイリッシュなデザインのハイグロス・ブラック仕様のMドアミラーカバーを採用し、テールゲートに取り付けられたモデルバッチもブラック仕様としている。
そのほか“M60i xDrive”には前席周りとセンター・コンソールに漆芸作家である服部一齋氏作の漆蒔絵/螺鈿装飾トリムを採用。縁起の良いタイミングで吹く追い風「時つ風」をコンセプトに、深淵の中で時つ風が吹くことで光り輝く一筋の光を銀で表現し、白蝶貝の輝きをアクセントに繊細に塗られた漆と銀によって上質かつしっとりとした蒔絵らしい光を纏い、BMWの「駆けぬける歓び」をイメージした直線的で力強いデザインとされている。
さらに1843年に京都で創業した織物メーカー、川島織物セルコンが専用染色糸を用い、同社の職人による手作業で製作されたフロアマットも採用された。日本の伝統である「深い黒」に拘るとともに、フロアマットとしては異例となるウール素材を色鮮やかで上質な風合いに保ち、卓越した品質に仕上げられる。
このマットには世界三大デザイン賞の1つと言われているドイツの『Red Dot Design Award』にて、2025年に受賞を果たした川島織物セルコンのウール・ラグ“KOTOSOME”が誇る「古都京都で染め、職人の手仕事で丁寧に作り、高機能な加工を付与する」というこだわりのモノづくりが活かされている。
ともにベース車に準じて、クリーンディーゼル48Vマイルドハイブリッドの“xDrive40d”と、同ガソリン48VのMパフォーマンス・モデルとなる“M60i xDrive”は8速ATの右ハンドル仕様となり、価格は90台限定の『BMW X7 xDrive40d BLACK-α』が1625万円、そして9台限定の『BMW X7 M60i xDrive BLACK-α』が2140万円(いずれも税込)となっている。
●BMWジャパン公式サイト:http://www.bmw.co.jp●『BMW X7 BLACK-α』専用サイト:https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/bmw-x7-black-alpha.html
[オートスポーツweb 2025年05月09日]