元吉本新喜劇座長の小籔千豊(51)が、9日放送のカンテレ「旬感LIVEとれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分=関西地区)に出演。「母の日」への思いを語った。
この日の番組では、ダイアン津田篤宏(48)と母の津田きみ子さんが共演している、ユニクロの母の日キャンペーンのCMの話題を取り上げた。
小籔は「こういうのが出て、動画になっているのはすごくいいと思うんですよ」と言及。小籔の母はすでに他界しており、「声が…だんだん忘れていくんですよね。写真とかは分かるんですけど、『どんな感じでしゃべってたっけ』が、薄れていきますよね。だから、こうやってお母さんの声がきっちり残す形になっているっていうのはすごくいいなと思います」と述べた。
「なので、まだご存命のご両親がいらっしゃるところは、写真もいいんですけど、動画で何か…普通に飯食ってるところとか。『USJに行った時の写真』とかはみんな覚えているんですよ。何もない、(例えば)“6月17日の木曜日の晩飯”を撮ったり、洗いものしてるところとかを撮っていたほうがいいなと思います」と、何げない日常を記録することの大切さを強調した。
さらに、自身の「母の日の思い出」にも言及。若い頃は話しかける母に、「『うん』とか言うだけの感じ」だったが、母が重病を患い、「『俺、この人と一生しゃべられへんねんや』と思うと、結構焦りましたね」と打ち明けた。照れなどもあって、母とあまり会話をしてこなかったことに「『知らん事めっちゃ多い』ってすごく思った」と後悔したという。
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そのため、「『母の日とか、やった方がいいよ』って、お母さんを喜ばせるためにやれ、ってみんな言うじゃないですか。じゃなくて、自分のために絶対やっていたほうがいいですよ」と呼びかける。
「『俺、あの時、母の日にあれをやったし、これをやったし、連れて行ったし、まだよかったわ』って思えるんですよ。僕は何もやってへんかったから、『何もやってへんかったわ』って、(後々まで)ずっと思うんですよ。これは最悪やから、自分のために動画を撮ったり、お花を贈ったり、こんなCM出たりするのがいいと思いますね。“お母さんのために”って言ったら、なんかちょっと…みんなやらないじゃないですか。絶対に死ぬ時に後悔するんで、自分のためにやっていた方がいいと思いますね」と訴えていた。
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