「歴史と真摯に向き合って」=ひめゆり資料館館長―自民西田氏発言巡り・沖縄

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2025年05月09日 20:31  時事通信社

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時事通信社

沖縄県糸満市の「ひめゆりの塔」(2014年6月撮影)
 自民党の西田昌司参院議員が沖縄戦で犠牲になった女学生らの慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示を巡り、「歴史を書き換えている」と発言したことについて、ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長は9日、時事通信の取材に応じ、「沖縄の歴史に真摯(しんし)に向き合ってほしい」と話した。

 普天間館長は資料館の展示を「体験者が血のにじむような思いで残してきた記録だ」と説明。西田氏の発言を知り、「亡くなった方たちに申し訳ない思いだった」と述べた。

 西田氏は同日、発言を撤回し謝罪したが、展示については「2021年にリニューアルされ、(以前の内容を)確かめるすべがない」などとし、認識の誤りを認めなかった。

 これについて普天間館長は「残念だし、納得がいかない」と声を落とした。「戦後80年を迎え、体験者がいなくなってきたからこそ、こういう発言も出てくるのかもしれない」と述べ、「過去の戦争について、みんなが学びを深めるべき時期だ」と訴えた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 当時の沖縄県知事が「戦争嫌だ」と本土に逃亡した点。止む無く県警本部長が越権行為で防戦体制を構築。ひめゆりの塔に記載されてない話、即ち行政システムに欠陥有ったよね
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