▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆NHKマイルCの見解
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか?
月曜日、私は船橋競馬で「かしわ記念」の中継配信に参加したのですが、ゲストは杉本清さん。私も久々にお会いしましたが、88歳にして今もなおジーパン姿というかっこよさ。
また過去のレースにおける全てが脳裏に刻まれており、流石だなぁ〜と聞き入ってしまいました。
また流石と言えば、先週の春の天皇賞でのレーン騎手。枠をいかしてのソツのない立ち回りの巧さもそうですが、何よりも素晴らしく映ったのが、パドックでの騎乗からゲートインするまでの間のエスコート。
若干テンションの高さがあったヘデントール。そのヘデンを落ち着かせる為、本馬場入りをしてから直ぐにキャンターには降ろさずに、右方向へと常歩でむかい、ゴール板を過ぎてからも長めに歩かせ、各馬の返し馬が終わってから1頭の空間の中でキャンターへ。
この過程が馬の高まる気持ちをフッと落ち着かせると共に、レースにおける折り合い面をスムーズにさせ勝利へと導いたと思います。
もちろんヘデントールのポテンシャルの高さもありますが、ビザンチンドリームとの着差を考えると、あの返し馬での運びがなかったら、ひょっとして? と思うところもあり、この勝利はレーン騎手の割合も大きく思えました。
また同じく、流石だなぁ〜と思ったのが武豊騎手。ちょうど私は1コーナーを前にする位置でレースを観戦していたのですが、「この長手綱、若かりし頃のユタカさんだぁ〜。ステキ〜」と思わず、口にしてしまうほどでした。
あのコンタクトは武豊騎手ならではのもの。魅了されました。
さて今週はNHKマイルC。
中心と考えるのはアドマイヤズームでしょう。
前走、負けはしましたが、初輸送競馬&自分から動いていく競馬を考えれば、全くもって悲観するものではない走り。
しかも友道厩舎という点から、あくまでも前哨戦という位置付けでの作りだったと思え、次に向けての期待がもてる内容でした。
ただ今回、初の左まわりという所は1つポイントではありますが、操縦性も高そうな馬ですし、大崩れはないと見ています。
買い目や印は、枠も考慮してもう少し考えます。
それでは皆さん、ステキな週末を。
ホソジュンでしたぁ。