M.マルケスが初日を制す。ヤマハの母国クアルタラロは2番手と好調/第6戦フランスGP

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2025年05月09日 23:20  AUTOSPORT web

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マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2025MotoGP第6戦フランスGP
 5月9日、2025年MotoGP第6戦フランスGPの初日セッションがル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップタイムを記録した。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は16番手、ワイルドカード参戦の中上貴晶(ホンダHRCテスト・チーム)は20番手となった。

 今大会はホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)とソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)が欠場している。マルティンの代役は引き続きロレンツォ・サバドーリが務める。

 45分のフリー走行1回目の天候は晴れ、気温14度、路面温度18度だ。セッションがスタートすると全車がコースインするが、早々にラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が10コーナーで転倒。マシンは壊れておりエンジンの下部から火が出たことで、彼はマシンを置いてピットに戻った。

 序盤はマルク・マルケスがトップタイムを記録するが、前戦の第5戦スペインGPでポールポジションを獲得したファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)も上位に食い込む。10分が過ぎるとアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が首位に立つが、すぐにマルク・マルケスが1分31秒263とタイムを塗り替えて、今回もマルケス兄弟がワン・ツーとなり強さを見せる。

 15分が経過する頃にはラウル・フェルナンデスがTカーを走らせており、全車がタイムをマーク。フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分31秒397で2番手に入れるが、ここで21台がピットに戻り、コース上はラウル・フェルナンデスのみとなった。

 この時点ではマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)が4番手、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が6番手とKTM勢も上位に入っている。日本人ライダーでは中上が12番手、小椋が18番手だ。

 残り25分で2度目の走行に入るとジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が1分31秒850で5番手に。20分を切るとフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が8コーナーでアウト側の縁石に乗りスリップダウンした。

 残り15分にはヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が1分31秒617で4番手に。首位のマルク・マルケスも1分31秒099とタイムを更新していた。また、その後クアルタラロが1分31秒541で4番手に上がっている。

 終盤にはアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が3コーナーで転倒。残り3分を切ると1分31秒404を記録したルーキー小椋が3番手に入った。

 最終的に1分30秒764を記録したマルク・マルケスが午前を制した。2番手は1分31秒340のビンダー、3番手は1分31秒384のアレックス・マルケス、4番手は1分31秒397のバニャイア、小椋は5番手、クアルタラロが6番手となった。

 予選Q2への直接進出が決まる1時間のプラクティスは気温20度、路面温度は29度まで上がった。午後も全車が一斉にコースイン。

 開始10分ではクアルタラロが1分30秒997でトップに立ち、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が2番手とヤマハが好調さを見せた。その後、アレックス・マルケスが1分31秒109で2番手に割って入った。

 残り37分、小椋が7コーナーでスリップダウンを喫してマシンが大破した。その頃、マルク・マルケスが1分30秒530で1番手に躍り出る。折り返し地点ではマルク・マルケスがトップ。2番手はクアルタラロ、3番手はバニャイア、4番手はアレックス・マルケス、5番手がミラー、6番手がビニャーレスとなっている。

 すると即座に、ビニャーレスが1分30秒969で2番手に浮上する。また、残り23分にはルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が4番手に入るが、残り19分頃にはミルが最終セクターで転倒していた。

 残り15分を切るとタイムが更新されていく。まずはペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が1分30秒886で3番手に。その後、9コーナーのブレーキングで2番手のビニャーレスが転倒してしまった。

 そんななか、バニャイアが3番手、アレックス・マルケスが4番手、フェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が5番手に上がる。さらにマルク・マルケスが1分29秒855でトップタイムを塗り替えてドゥカティ勢がどんどん上位に入ってくる。しかし、ヤマハのクアルタラロは1分30秒222で2番手まで浮上させて、KTMのビニャーレスは3番手に留まる。

 終盤には2番手にバニャイア、3番手にアルデグエルが入る。また、10番手のザルコが転倒したが、すぐにタイムを更新されてQ2のダイレクト進出を逃した。1分を切るとクアルタラロが2番手に浮上させた。

 結果的にマルク・マルケスが初日を制し、クアルタラロが2番手、3番手にバニャイアが入った。4番手はアルデグエル、5番手はアレックス・マルケス、6番手はミラー、7番手はアコスタ、8番手はビニャーレス、9番手モルビデリ、10番手はマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)となった。小椋は16番手、中上は20番手だ。

[オートスポーツweb 2025年05月09日]

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