俳優阿部サダヲ(55)が10日、都内で行われた「第33回橋田賞」授賞式に出席し、「橋田賞」を受賞した。
24年のTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」で揺れ動く価値観を大変する主人公を圧倒的な熱量とユーモアで演じ、NHK「広重ぶるう」では静かな情熱をたたえる浮世絵師を繊細に表現。数々の作品で唯一無二の存在感を発揮した。
「不適切−」の脚本を担当した宮藤官九郎と同時に受賞し「先ほど宮藤さんもお話ししてましたけど、橋田賞って取れるもんじゃないと思ってたので、宮藤さんと一緒に取れて本当にうれしいです」とあいさつ。左胸に差した紫の花に「今まで身に付けた花の中で一番大きい。本当に光栄です」と笑い、「『広重ぶるう』も評価していただいて本当にうれしいです。これからも愛される俳優になっていきたいと思います」と話した。
「橋田賞」は放送文化の向上に貢献した番組、スタッフ、俳優に贈られる賞。主催の橋田文化財団は21年に95歳で亡くなった脚本家の橋田壽賀子さんが理事長を務めており、今年は橋田さんの生誕100年を記念して開催された。
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