BLACKPINK(ブラックピンク)JENNIE(ジェニー)が、燃え尽き症候群を告白した。このほど、韓国のテレビ局tvNの芸能番組にゲスト出演し、明かした。
10歳の時、1人でニュージーランドに語学留学した。14歳の頃、母親から米国留学を提案されたが、韓国YGエンターテインメントで音楽をやりたいと思い、非公開オーディションに志願した。韓国帰国1カ月で練習生になった。15歳から練習生生活を始め、6年間の下積みを経て、16年にBLACKPINKのメンバーに抜てきされ、デビューした。
徐々に人気が高まり、19年にワールドツアーを始めた。同年、K−POPアイドルとしては初めて米国最大規模の音楽イベント「Coachella Vallry Music and Arts Festival(コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル)」のステージに、JISOO(ジス)、ROSE(ロゼ)、RISA(リサ)とともに、自分たちの音楽を世界に披露した。
JENNIEは当時、悩んでいたという。「ワールドツアーの時、本当に忙しくなり始めた。初めてのソロ曲も発表して、スケジュールが2倍になった。忙しくて、自分自身をケアする時間がなくなった。幼かったので、健康に気を配ることもできなかった。体の調子が悪くなった。体重もかなり減り、足首もけがをした」と振り返った。
韓国メディアのニュースエンは「当時、JENNIEの健康状態は、足首の保護具とつえの助けを受けるほどだった」と報じている。
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JENNIEは「デビューしてから、走りっぱなしだった。外にもあまり出かけなかったし、精神的に大変だったみたい。放送では常に『すてきです』という褒め言葉をもらったが、愛して好きな友人たちとは交流ができなくなったので、自分を失ったと感じるようになった。自責するようになり、多くのことを否定的にみるようになった。ある日、ゼロになったよ。『私は残ったエネルギーがない』と感じて、悩みが多くなった」と打ち明けた。
当時のことを振り返り「もともと私は、愛情もあって愛嬌(あいきょう)もある人だと思う。憎んでけんかするような感情は好きじゃないしね。でも、ある瞬間から、本当の私ではない私が、私の人生のすべてだった時期があった。美しくない言葉と行動ばかりしていた。このままでは、私が愛する人たちを傷つけるばかりだという気がした」と深刻な表情で話した。
また「そんな感情について、自ら深く考えるようにした。メンバーたちを見ながら、自分を振り返った。一緒にBLACKPINKとしてスタートして一緒に走ってきた友人たちは、そばでうまくやっているのに、私はなぜこうしているのかという気もした」と深い悩みにはまった自身を振り返った。
悩んでいる時に、新型コロナウイルスが世界を襲った。スケジュールが緩くなり、自分を振り返る時間ができた。強制休暇を強いられた。JENNIEは「その時、趣味王になった。月曜日から日曜日まで、音楽ではなく、趣味に走った。普段から『音楽を愛している』と言っているのに、音楽以外のことをたくさんした。おかげでリフレッシュすることができた」と明かした。
逆境を乗り越えたからこそ、今のJENNIEがある。今回、憧れのコーチェラの舞台に1人で立ち、50分間13曲を歌い「コーチェラの舞台は(芸能界の門をたたいた)15歳のJENNIEに贈るプレゼントです」と誇らしげに話した。
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今後、JENNIEはBLACKPINKの一員として、7月5、6日にソウル郊外の高陽(コヤン)総合運動場で新ワールドツアーをスタートする。その後、英ロンドンのウェンブリースタジアム、米ロサンジェルスのソファイスタジアム、東京ドーム(来年1月16〜18日)など、世界主要都市でコンサート開催を予定している。
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