試合前、笑顔で握手する川崎Fの長谷部監督(左)と鹿島の鬼木監督(右) [写真]=金田慎平 11日に行われた明治安田J1リーグ第16節、鹿島アントラーズと川崎フロンターレの一戦は、国立競技場に約6万人を集めた中で行われ、鹿島が2−1で逆転勝利。リーグ戦6連勝で首位を維持した。
試合後、鹿島の鬼木達監督は、「両チームのサポーターが素晴らしい雰囲気を作ってくださって、選手がこういった中で戦えることは幸せだと思います。こういう試合が多くあればいいと心から思いました」と、まずサポーターに感謝の言葉を口にした。
ゲーム内容については立ち上がり、川崎Fの出足の速さや縦に速い攻撃に苦しんだが、「スピード感についていけず苦しい展開になりました。セットプレーでやられたのも、警戒していましたが、難しい展開で始まりました」と苦戦を認めつつ、「その中でも点を取って、(ハーフタイムに)帰って来られたことは非常に良かったと思います。途中からしっかりと自分たちでボールを動かせるようになりました。苦しい中でも最後に点を取れたところもそうですし、守りであれだけ押された中でも全員が体を張ったことが勝利に繋がったと思います。気持ちのある非常にいいゲームでした」と、選手たちの頑張りを称えた。
負傷者も出る中で6連勝。「全員が『試合に出て結果を残してやろう』『チームのために戦おう』という姿勢があった」と、チームの雰囲気の良さがピッチにも表れているとし、「練習に取り組む姿勢もそうですし、(練習が)終わった後も個人個人が自分を伸ばそうと自分に矢印を向けてやっていること。こういうものを続けていければと思います」と続けた。
川崎Fは2017年から2024年まで8年間率いた古巣。多くのタイトルをもたらし、この日の選手紹介では、鹿島だけでなく、川崎Fのサポーターからも大きな拍手が送られた。鬼木監督は古巣との対決に、「試合中はいつもと変わらないです。勝つことだけを求めてやっていた」「鹿島の一員ととして、優勝するために鹿島に来ているので、そこを主として考えながら、それが自分のスタイル」と、いち監督、チームの人間として純粋に勝利を求めることができたと話す。
もちろん“特別な感情”も生まれたようだが、「川崎Fというよりも『相手』として戦えたことは、自分自身の中で良かったです。変な感情の中でやるのではなく、選手と一緒に目の前の相手を倒すことに集中できたこともうれしく思う」とし、「うれしさもあれば、敗者の悔しい表情を見れば、色々な思いがあります。でも、そこに大きなものを持たないことが、この立場として大事なのかなと今は思います」と続けている。
【ゴール動画】鹿島vs川崎F
セットプレー1発目で仕留める決定力!
川崎Fの最初のコーナーキックから
ニアサイドに走り込んだ #佐々木旭
のヘディングシュートが決まった!
🏆明治安田J1第16節
🆚鹿島×川崎F
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国立を揺らす同点ボレーシュート!
鈴木優磨が折り返したボールを#舩橋佑 が上手く相手を交わし
左足でのボレーシュートを決めた!
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🆚鹿島×川崎F
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味方のスピードを活かした完璧なスルーパス!
鈴木優磨のスルーパスに反応した#田川亨介 がスピードで相手を交わし
逆転ゴールを決めた!
🏆明治安田J1第16節
🆚鹿島×川崎F
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