先制点を挙げたトナーリ[写真]=Getty Images
プレミアリーグ第36節が11日に行われ、ニューカッスルとチェルシーが対戦した。
来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが熾烈を極めるプレミアリーグ。この試合が始まる前の時点で、2位アーセナルから7位ノッティンガム・フォレストが勝ち点差「6」の中にひしめき合っている。そして3位ニューカッスルと4位チェルシーは勝ち点「63」で並んでおり、得失点差も同じため、総得点数の差でニューカッスルがリードしている。
そんなCL出場権争いを占う直接対決となった一戦は、開始2分にニューカッスルが先制に成功する。サンドロ・トナーリが高い位置でボールを奪取し、ブルーノ・ギマランイスが右サイドに展開。ジェイコブ・マーフィーがダイレクトでクロスを上げると、トナーリが走り込み、左足で合わせた。
ニューカッスルが持ち前のプレー強度を発揮し、試合を優位に進めると、チェルシーにアクシデントが発生。ニコラス・ジャクソンがスヴェン・ボトマンに競り合いの前に肘を打ちをする。オンフィールド・レビューの結果、ニコラス・ジャクソンにレッドカードが提示された。
人数の少ないチェルシーは、ハーフタイムにノニ・マドゥエケに代え、リース・ジェイムズを投入。モイセス・カイセドを中盤に配置し、ニューカッスルに対抗する。すると60分、マルク・ククレジャが強烈なシュートを放ち、ゴールを脅かすがGKニック・ポープがセーブする。
後半に入り、テンポの上がらないニューカッスルに対し、チェルシーはボールを保持して、同点のチャンスをうかがう。81分にはジェイドン・サンチョの落としからエンソ・フェルナンデスがシュートを試みるも、またしてもポープが阻み、得点を奪うことはできない。
すると迎えた90分、ニューカッスルが試合を決定づける追加点を挙げる。FKの流れでダン・バーンからブルーノ・ギマランイスへとボールが渡る。そのままブルーノ・ギマランイスが右足を振り抜くと、ボールが相手にディフレクトしつつもゴールに吸い込まれ、ミドルシュートを決めた。
その後スコアは動かず、試合は終了。ニューカッスルが2−0で勝利を収め、CL出場権獲得に近づいた。
ニューカッスルは次節、18日に敵地でアーセナルと対戦。一方のチェルシーは16日にマンチェスター・ユナイテッド戦を控えている。
【スコア】
ニューカッスル 2−0 チェルシー
【得点者】
1−0 2分 サンドロ・トナーリ(ニューカッスル)
2−0 90分 ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)