首位ナポリ、2度のリード生かせず痛恨ドロー…2位インテルと「1」ポイント差で残り2試合へ

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2025年05月12日 05:53  サッカーキング

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ナポリはジェノアと痛恨のドロー [写真]=Getty Images
 セリエA第36節が11日に行われ、ナポリとジェノアが対戦した。

 就任初年度のアントニオ・コンテ監督のもと、覇権奪還へ邁進しているナポリ。ここまでの35試合で勝ち点「77」を獲得し、連覇を目指すインテルに「3」ポイント差をつけて首位に立っている。セリエAは今節含めて残り3試合。先に試合を行ったインテルはトリノを下し、暫定ながら勝ち点で並んでいる。ナポリとしては5連勝を飾り、2シーズンぶりのスクデットを手繰り寄せたいところだ。13位ジェノアとの一戦に向け、コンテ監督はロメル・ルカクやスコット・マクトミネイらお馴染みのメンバーをピッチに送り出した。

 ナポリは序盤からボール保持率を高め、試合の主導権を握る。5分に右からカットインしたマッテオ・ポリターノが際どいミドルシュートを放つと、その4分後にはアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサのクロスからマクトミネイが強烈なバイシクルシュートを放つ。15分には中盤で細かくボールを繋いで相手のプレスを掻い潜り、マクトミネイがボックス内へラストパス。抜け出したルカクが相手DFをなぎ倒しながら右足でゴールへ流し込んだ。

 幸先良く先制したナポリは24分、ポリターノが右サイドの深い位置で起点を作り、サポートに入ったジョヴァンニ・ディ・ロレンツォからジャコモ・ラスパドーリと繋いでフィニッシュに持ち込んだが、相手GKにセーブされて追加点ならず。一方のジェノアは32分、相手を押し込んだ状態でボールを保持すると、ジュニオール・メシアスが上げた斜めのアーリークロスにオネスト・アハノールが頭で合わせ、GKアレックス・メレトのオウンゴールを誘発した。

 後半の立ち上がりもルカクやラスパドーリのシュートが枠を捉えるなど、ナポリが押し気味に試合を進める。55分にはポリターノとディ・ロレンツォで右サイドを完全に崩し、グラウンダーのクロスにザンボ・アンギサが飛び込んだが、相手GKの好セーブに阻まれ得点とはならない。それでも64分、左からカットインしたマクトミネイがボックス内に鋭いパスを送ると、巧みなファーストタッチで抜け出したラスパドーリが左足でゴールへ突き刺し、勝ち越しに成功した。

 ナポリはその後もボールを保持しつつ、守備時には前線から鋭いプレスを敢行し、ジェノアに主導権を渡さない。しかし84分、アーロン・マルティンのピンポイントクロスからヨハン・バスケスに強烈なヘディングシュートを叩き込まれ、またもや試合は振り出しに。攻め続けるナポリは90+3分、ダヴィド・ネレスのクロスにフィリップ・ビリングが頭で合わせたが枠を捉えることができず。試合は2−2で終了した。

 この結果、首位ナポリと2位インテルの勝ち点差は「1」に縮まった。次節は18日に行われ、ナポリはアウェイでパルマ・カルチョと、ジェノアはホームでアタランタと対戦する。

【スコア】
ナポリ 2−2 ジェノア

【得点者】
1−0 15分 ロメル・ルカク(ナポリ)
1−1 32分 アレックス・メレト(オウンゴール/ジェノア)
2−1 64分 ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ)
2−2 84分 ヨハン・バスケス(ジェノア)

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