自宅の引き出しにぎっしり詰まっていた、82歳の母の“作品”がThreadsで話題に。驚きの芸術作品の数々に多くの反響が寄せられています。
●引き出しから出てきた“母の作品”
投稿者は、ビンテージのボタンやパーツを使ったハンドメイドアクセサリーを制作・販売している「PLUMe」さん。ハンドメイドイベントや百貨店などで期間限定ショップを展開しており、公式サイトでは出店情報などを発信しています。
今回話題になっているのは、日常の出来事などを発信しているThreadsアカウントで公開した1本の動画。画面には木製の机が写っており、その引き出しを開けてみると……?
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そこに詰まっていたのは、現在82歳になる母が彫ったという大量の木版画! 動物や人物、植物、天体をモチーフにした木版画はどれも繊細で力強く、まるで美術館に並ぶ作品のよう。全部手作業で彫ったとは信じがたいほどの完成度です。
驚きの作品の数々に、リプライ欄では「素晴らしい」「溜息が出ます……」「めっちゃかっこいい」「え? すごっ!!」「お宝」「素敵です 涙が出そう」と魅了される声が多数寄せられています。
●40代から始めた版画
投稿者さんによると、お母さんはもともと建築設計の仕事をしていたとのこと。45歳からリトグラフ(水と油の反発を利用した平版画)を始め、50歳のころに有名作家による木口木版(こぐちもくはん)の講座を受講。その後は独学で製作を続け、今回見つかった木版画の数々を掘りためていったようです。
引き出しから見つけた版画は全部で90個もあったそうで、投稿者さんはねとらぼ編集部の取材に対し「母が闘病中で細かく彫れなかったものや、私が頼んで彫ってもらった猫の版画などがあり、懐かしくなりました」と制作当時を振り返るとともに、「引き出しの中に母の人生が詰まっているような……。もう82歳ですが、好きなものに囲まれて精力的に楽しそうに生きていて、羨ましくもあります」と語ってくれました。
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現在は目の疲れもあり、木口木版からは少し距離を置いていたというお母さん。そんな中、投稿者さんが「たくさんの人にコメントいただいてるよ!」とThreadsの画面を見せると「それ全部コピーしてくれる?」とうれしそうに反応したそうです。今回の反響が励みになったようで「またやりたくなったようです」と投稿者さんは語っていました。
●グッズ販売を検討中
今回見つかった木版画について、投稿者さんは自身のアクセサリーブランドで、カレンダーやスタンプといった“身近に楽しめるアイテム”としての販売を検討しているといいます。
実際に寄せられた反響の中にも、「グッズ化してほしい」といった声が多くあり、そうしたアイデアも検討してみたいと話していました。なお、お母さんのリトグラフ作品については、年に一度グループ展で発表しているそうです。
動画提供:PLUMeさん
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