
【写真】のんに笑顔で語りかける吉永小百合
1975年に世界最高峰のエベレスト(ネパール名サガルマータ、 中国名チョモランマ)の女性世界初登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの実話をもとにした本作。エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けた生涯を壮大なスケールで描く。
主人公・多部純子役を演じる吉永は「昨年の8月にクランクインしまして、関東の富士山、そして長野県、山梨県、もちろん(田部井さんの出身地である)福島にも参りました。最後は富山だったんですけど、本当に過酷な撮影でした」と回顧。「朝早く家を出て、栃木県で撮影して、そしてその足で富士山まで行く、みたいなこともありました。でもなんとかやり遂げることができて、今ホッとしております」と心境を語った。
のん、木村、若葉、工藤、茅島は、この日の会見で本作への出演が解禁。純子の青年期を演じるのんは「こんな素敵な役をいただけるなんて、本当に心からうれしくて、興奮しています」と喜びをあらわにした。
吉永と同役を演じるにあたって、のんは「田部井淳子さんのことを研究するのもそうですし、吉永さんの出演作品をたくさん見させていただいたりして研究をしました」と告白。そして「私は吉永さんの瞳の力にすごく魅了されているので、どうにか、1パーセントくらいその瞳のパワーを表現できないかなと研究していました」と打ち明けた。
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のんは改めて「巨大なプレッシャーでした」と振り返り、「お話をいただいた時はびっくりしちゃって、『うれしい! どうしよう!』って舞い上がったんですけど、やっぱりいざ演じるとなると、『吉永さんの青年期に見えなきゃいけないんだ』ということがすごいのしかかってきて、気合が入りました。一生懸命頑張りました」と吐露。さらに「目が疲れていると瞳のパワーが半減すると思うので目を守るために行動した」と明かし、「スマホアプリのゲームをやめたりだとか、パソコンを触る時はブルーライトカット眼鏡をしたりとか。画面を見ることを控えていました(笑)」と具体例を挙げて周囲を和ませていた。
映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、10月31日公開。