コスト削減継続のマンU…アモリム監督がスタッフ家族らのEL決勝への費用を負担へ

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、スタッフの家族を遠征に連れていく費用を自ら負担するようだ。13日、大手メディア『ESPN』が伝えている。

　プレミアリーグでは苦戦し、現在は16位に低迷しているマンチェスター・ユナイテッドだが、ヨーロッパリーグ（EL）では無敗を継続しており、同じく17位と苦しんでいるトッテナムと、EL優勝と来季のチャンピオンズリーグ（CL）出場権をかけて21日にEL決勝を戦う予定となっている。

　決勝はアスレティック・ビルバオの本拠地『サン・マメス』で開催されるが、今夏にも最大200人の雇用を削減するなど、財政状況が芳しくないマンチェスター・ユナイテッドはスタッフの決勝への渡航費を負担する一方で、2枚までとなるチケットは各自で負担するよう指示したという。

　これを受け、報道によると、アモリム監督はコーチ陣やスタッフのチケット代をクラブが支払わないと告げられた際に、上層部に対して各スタッフが最大2人の友人や家族を連れて行けるよう自ら費用を負担することを伝えたという

　なお、マンチェスター・ユナイテッドはクラブに割り当てられた1万5000枚のチケットをサポーターが可能な限り多くのチケットを購入できるようにするために、この決定を下したとされているが、選手にはそれぞれ2枚しかチケットが割り当てられておらず、家族や友人の渡航費は支給されないことが報じられており、チャンピオンズリーグ（CL）決勝に進出し、31日に行われるインテルとの決勝戦に向けてスタッフ600名を招待すると発表したパリ・サンジェルマン（PSG）との差が話題となっている。