今季29得点目を決めてチームを勝利に導いたFWキリアン・エンバペ ラ・リーガ第37節が18日に行われ、セビージャとレアル・マドリードが対戦した。
前節、リーグ戦9試合ぶりとなる白星で今季の残留を決めたセビージャのホーム最終戦。対するレアル・マドリードは、すでに今季の2位が確定しており、多くの負傷離脱者を抱える中で、前節に値千金のゴールを挙げたDFハコボ・ラモンと、DFヘスス・バジェホの両センターバックが先発で起用された。
ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴが不在の中で先発したエンドリッキやアルダ・ギュレルが積極性を見せるなか、試合に動きを与えたのはキリアン・エンバペ。12分、自陣内でボールを受けたジュード・ベリンガムのパスに反応したエンバペが抜け出そうとすると、後方から引き倒したロイク・バデにレッドカードが提示された。
バデの一発退場により、数的優位な状況となったレアル・マドリードは43分、モドリッチとのホットラインから裏をとったエンバペがボックス内で決定機を迎えるが、シュートはわずかに枠を外れる。一方のセビージャも前半アディショナルタイム、自陣でのボールの処理を手間取ったJ・ラモンからボールを奪ったアルバロ・パスカルがGKアンドリー・ルニンとの一対一を迎えたが、シュートを枠内に飛ばすことができなかった。
迎えた後半、セビージャはドディ・ルケバキオに代えてFWイサーク・ロメロを投入したが、そのロメロがわずか3分で退場してしまう。ルーズボールに反応したロメロの足裏がオーレリアン・チュアメニの足に入り、セビージャは後半早々に9人での戦いを余儀なくされる。
圧倒的に優位な状況となったレアル・マドリードは攻勢を続けるが得点を奪えない。71分にエンバペが放ったシュートはクロスバーに阻まれるが、75分にようやくゴールが生まれる。ゴール正面やや右でパスを受けたエンバペがボックス手前から右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まり、エースの今季29得点目でレアル・マドリードがゴールをこじ開けた。
87分には、ビクトル・ムニョスのクロスをゴンサロ・ガルシアが頭で折り返し、ファーサイドに走り込んだベリンガムが押し込み2点目。カンテラーノのお膳立てから追加点を奪ったレアル・マドリードが2−0で勝利し、連勝を飾った。
今季29得点目を決めたエンバペは、得点ランキングで2位につけるバルセロナのFWロベルト・レヴァンドフスキとの差を「4」に広げ、最終節を迎えることに。今季の最終戦となる次節は、セビージャが敵地でビジャレアルと、レアル・マドリードはホームにレアル・ソシエダを迎える。
【スコア】
セビージャ 0−2 レアル・マドリード
【得点者】
0−1 75分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
0−2 87分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
【動画】ピチーチに王手をかける!エンバペの狙い済ました一撃
9人のセビージャは
耐えに耐えるも
今日も発動したマドリーの
”理不尽”な一撃⚽️⚡️
エンバペはピチーチに向け
29ゴール目をマーク💪
🏆ラ・リーガ 第37節 #セビージャ v #レアル・マドリー
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