
近隣の騒音トラブルで夜に眠れないのはつらい。日中の仕事にも影響を及ぼすだろう。しかし中にはそんな社員の窮状を救うために、手厚いサポートをしてくれる会社もあるようだ。
自動車のシステム開発に携わるITエンジニアの30代男性は、会社が社宅として法人契約している賃貸マンションに住んでいた。しかし、そこでの生活は安穏としたものではなかったという。
「その賃貸マンションの近くでは、毎日毎日、深夜や早朝にとても大声で叫ぶ犬がいたため、毎日毎日眠れない日々が続いていました」
ついに我慢の限界に達した男性は、保健所などに相談。しかし、犬の飼い主がしつけを怠っていたそうで、問題は一向に解決しなかった。(文:天音琴葉)
「とてもホワイト企業だと思いました」
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ところが事態は思わぬ方向へ動いた。男性が保健所などに相談しているという情報が、どういう経緯があったのか、会社にも伝わったのだ。
「部署の上の人から呼び出しされ、『毎日毎日、眠れないのはかわいそうだから、全額会社負担で引越しさせてあげる』と言っていただきました」
男性はこの出来事を振り返り、
「会社にとっては何も得にならないのに、そこまで社員のことを思ってくれるのは、とてもホワイト企業だと思いました」
と結んだ。
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引っ越し先も社宅だったのだろうか。そうではないとすると、社宅を出れば家賃の負担が増えてしまう。それでも眠れないよりはマシで、引越し費用を全額出してくれた会社には感謝しかないのだろう。
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