生地を何層にも重ねてからカットする華やかなキルトを、ハンドメイドで作る動画が注目を集めています。動画の再生数は記事執筆時点でInstagramは約89万回、TikTokでは約19万回にのぼり、国内外から驚きの声が寄せられています。
●スラッシュキルトをハンドメイド
Instagramユーザーのアノイロキルト | ふわもこキルト屋さん(anoiro_quilt)さん(以下、アノイロキルトさん)は、生地を重ねて作る「スラッシュキルト」の生地をハンドメイドし、それを使ってバッグやポーチなどを制作しています。
今回の動画はレースのような模様が特徴的なインカローズという宝石をイメージしてスラッシュキルトを制作。どんな作品に仕上がるのでしょうか。
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●ランダムなようで計算されている?
動画では「さぁ、狂気の第一歩 ランダムカットタイム」との言葉とともに、キルトの制作がスタート。赤系の薄い布を曲線で、さまざまな大きさにカットしていきます。
「ランダム」と言いつつも、「どの色をどの割合で見せたいか」「どこにどんな重なりを作りたいか」を考えながらサイズや配置を決めたそうです。
次にカットしていない土台の布の上に、先ほどカットした布を次々と重ねていきます。制作途中でも、オシャレな模様みたいに見えてきました。
動画では布をランダムにのせているようにも見えますが、一定の厚みになるよう重ねる順番は考えられているとのことです。
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●ふわふわ立体的で不思議な生地が完成!
重ねた布をマチ針で留め、生地を斜めにミシンで縫います。狭めの間隔でひたすら縫っていく作業は、見るからに根気が必要そうです。
今度は縫い目の間をスラッシュカッターという専用の道具で、土台の生地だけ残してカットします。こちらも根気がいりそうな上、力仕事だと言います。
それから、生地を洗濯・乾燥させ、ふんわりとした風合いにしたら「ぽこぽこ立体生地」が完成! 白、ピンク、赤のグラデーションが美しい、ふわふわのスラッシュキルトの出来上がりです。
この生地を使ってアノイロキルトさんはショルダーバッグを作り、オンラインで販売しているとのことです。
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●「素晴らしい」「So pretty」と国内外で話題に
投稿には「こ、これは素晴らしい」「すごい可愛い 私もやってみたい……」「製作過程を見てもどうなって仕上がるのかわからないくらい可愛い」など完成した作品を愛でる声とともに、「天才だと思います!」「気が遠くなりました!根気と技術」「どうやってつくるのかな〜って見始めたら、想像以上に気が狂いそうな作業だった……すごい………」と作者のアノイロキルトさんへの称賛が多数寄せられていました。
また、「Stunning」(すばらしい)、「So pretty! I ordered one! Hope it gets to me in Canada soon」(すごいかわいい! 注文しました。カナダに早く届くといいな)など、海外の人も高く評価しているようです。
作り方が気になる人も国内外問わずいるようで、「均等に縫えるのはなぜ!?」という疑問には「等間隔に縫えるように、実はミシンに“ステッチガイド”っていう器具をつけてるんです〜!」「最低でも何層かさねる必要がありますか」という質問には、「綿の生地だと4〜5枚がいちばんいいと思います」とどちらにも丁寧に回答していました。
アノイロキルトさんはInstagram(anoiro_quilt)、TikTok(@anoiro_quilt)のほか、Threads(@anoiro_quilt)でも制作したスラッシュキルトの公開を始めました。minne内のオンラインショップ「ANOIRO QUILT」や実店舗でキルトを使って作ったアイテムを販売しています。
動画提供:アノイロキルト | ふわもこキルト屋さん(anoiro_quilt)さん
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