陸上自衛隊員が制作したスターウォーズの雪像=2015年2月、札幌市中央区(AFP時事) 毎年2月に札幌市内で開かれる「さっぽろ雪まつり」で大雪像を2基制作している陸上自衛隊第11旅団は19日、2027年から制作数を1基に削減すると同市に申し入れた。同日、同市の秋元克広市長が明らかにした。
同旅団は、ロシアによるウクライナ侵攻などを含む情勢変化や、災害派遣など任務の多様化を背景に「冬季訓練の重要性が増す中、雪像制作に多くの隊員を充てることが困難になった」と説明した。
秋元市長は「(雪まつりの)魅力自体を落とさないよう、関係の皆さんと議論していきたい」と話した。
同旅団は15年から、国際情勢の緊迫化などを理由に制作数を3基から2基に削減している。